その豚バラ肉を使って、今日は豚鍋。とんなべと読んでもらいたい。要は豚汁の鍋版。というか完全に豚汁だ。
しかし味噌味の鍋というのは、ある意味黄金だな。だいたい日本人は毎日味噌汁を飲むのだから、味噌味の汁というのはうまいに決まっているのだ。でもなぜ鍋というと、醤油味が定番なイメージがするのかというと、僕が思うに、毎日味噌汁を飲んでいるのだから、鍋の時くらい気分を変えたい、ということなのだな、たぶん。でも僕はふだん味噌汁を飲まないから、これでいいのだ、というわけだ。
鍋に水に浸しておいただし昆布と、野菜、さっと湯通ししてよく水洗いした豚肉を盛り、真ん中あたりを少し空けておいて、そこに味噌をガッポリとのせ、チューブのニンニクとショウガ、それに韓国唐辛子をふりかけておく。
あとは水を張り、日本酒とみりんをドバドバと入れ、火にかけるだけ。アクは多少出るが、もう湯通ししてあるから、取る必要ない。実際この味付けだと、アクはまったく気にならない。
しかしこの味、毎日これでもいいのじゃないかと思うくらいだ。考えてみたら、味噌汁にアラ汁というのがあるわけだから、同じようにアラ鍋にしてもいいのだよな。こんどやってみよ。