先日行った鍋まつりで、やはり心底うまいと思ったのはあんこう鍋だったりしたわけだ。白身の魚に醤油味というのは、あのだしが、やはり黄金なのだな。グルメシティへ行ったら、あんこうは千円近くするので、ちょっと買う気がしないが、うちわはぎという、かわはぎより一回り大きいやつなのだそうだが、同じような白身の魚があって、肝は付いてなかったのだが、20パーオフの400円で売っていたから、これを鍋に入れてみた。
うちわはぎはアラのあたりの血合いを水洗いして落とすくらいで、とくべつ湯通しなどもせず、だし昆布、野菜と一緒に鍋に入れ、水を張って日本酒と淡口醤油を入れる。火にかけてアクを取りながらちょっと煮たら出来上がり。いやこのだし、生臭みなどは全くない上品な味、ほんとにうまい。身はあっさりしすぎて、イマイチ食べ応えがないのだが、やはりこれは、だしを味わうものなのだな。
