湯豆腐は今までやったことなかったのだが、簡単にいうと冷奴の冬版なのだ。意味不明。要は単に、豆腐を温めて食べるということなのだな。だからあまり難しく考えずに、温めた豆腐を冷奴と同じタレと薬味で食べれば、十分うまいわけだ。
豆腐は煮るのじゃなく、あくまで温めるだけ。煮ちゃうと変になるからな、豆腐。だから火加減は、沸騰させないように、とろ火にしておく。こないだ一人用の土鍋を使ったのだが、かさが浅くて豆腐が水から顔を出してしまって、そこが乾燥して固くなってしまうということが起こった。だから昨日は、普通の片手鍋。
上の写真では水を豆腐がかぶるくらいに張ったのだが、そうすると食べているうちに豆腐が減って、かさが減ると水面が下がるし、さらに水分は蒸発もするので、あとで水を継ぎ足さなくてはいけなくなったから、水はケチらず上までたっぷり張ってしまうのが正しいと思う。
だし昆布をいちおう入れたが、入れなくても不味くはないのじゃないか。料理の本に書いてあることとか、全部その通りやらないといけないような気がするが、やってもやらなくても大して変わらないことも多いのだ。
何より料理の本を見てしまうと、面倒くさくてやるのが嫌になってしまう場合がある。だったらそんなことは、無視したほうがいいのだ。だいたい料理の本というのは、自分の本に特徴を出そうと思って、余計なことが書いてあるに決まっているのだ。
だし昆布は、純粋にだし昆布専用というものと、食べてもおいしいものとがあって、食べてもおいしいだし昆布は、最後におかずにもなって一石二鳥。
肉はともかく、焼き過ぎか焼き足りないか、どちらかを選ぶとしたら、焼き足りない方が絶対うまい。逆に魚は、焼き足りないと生臭いから、焼き過ぎの方がいい。