アラっていうのは魚を三枚に下ろすときに、切り落としてしまう部分なわけだが、骨の近くや腹の部分で、脂が乗っててやわらかくて、味的には切り身の部分よりむしろおいしかったりするのに、半端者の扱いを受けて値段は安く、僕はそういう、人が捨ててしまったお宝を拾うというのは大好きなので、よく食べるのだ。
なのだがこの冬、鍋を多投するようになり、アラというのはなんとなく、煮物ならともかく、鍋には合わない感じがして、あまり使っていなかったのだが、考えてみたらアラ汁というのがあるじゃないか。というわけで昨日、三条商店街の西友で、解凍物のアンコウが399円という信じられない値段で出ていたのには目もくれず、ぶりのアラを買ってきて、味噌仕立ての鍋に入れてみたというわけだ。
アラはさっと熱湯に通すのだが、どうやっているのかと思う人がいるからもしれないから、写真を載せてみる。