今日は天気が良かったから、もみじを見に嵐山へ行ってきた。今まで詩仙堂とか、清水寺、南禅寺、東の方ばかりへ行っていたから、西へも行かないと片手落ちなのだ。僕は四条大宮に住んでいるから、嵐山へは嵐山電車で一本。なんと恵まれた環境にいるかってことだが、人生の中でこういう時があっても、べつにバチは当たらないのだ。
嵐山の駅から天龍寺。ここは春に桜を見に来た時、もみじもきれいそうだと思っていたのだ。池の周りのもみじもきれいだったが、
いちばんきれいだと思ったのは、竹林をバックにしたもみじ。朱と青という色合いもいいが、もみじの曲線的でごちゃごちゃしたさまと、青竹のすらっとまっすぐなところの取り合わせが、さすが洒落てますね、先輩、と言いたくなる。
もみじは地面に落ちても芸術的だから、大したやつだ。
額縁。これ本当は、上にあがればもっときれいに撮れるのだが、そのためにはさらに500円、取られるのだ。中は前に見たので、今回は省略。
天龍寺では精進料理を食べた。生まれて初めての精進料理、とてもとても感動したのだが、そのことはまた改めて。
竹林。嵐山は京都盆地の西の外れにあって、山あり谷ありの起伏のある自然が特徴なわけだが、このくらいの地形なら、日本全国津々浦々、どこへ行ってもあるだろう。でもここが違うのは、千年に渡って、風流に適うように手が入れられているのだな。だからただ田舎を歩くというのとは、訳が違うのだ。
亀山公園。
展望台からの眺め。ここはやはり、一つのスポットと言えるのじゃないすか。
川沿いを歩いて駅まで戻る。もみじを眺め、ごちそうを食べ、散歩して、なかなか満ち足りた午後のひと時でござった。