昭和39年の創業だそうだから、もう46年になるのだな。
老舗のラーメンが食べたいと思ったのだが、狙った店はお昼休みに入っていて、何度か来たことのあるこの店へ。
創業者なのか、腰の曲がったお婆さんが、いまだに店に出て、注文を聞き、ラーメンを運んでいる。
どんぶりがかなり変わっていて、平たくて、盃のような形をしていて、いわゆるラーメンどんぶりに描いてあるような模様は、一切書いていない。
これはたぶん、創業した当時としては、「ふつうのラーメンとは違うぞ」という、意思表示だったのだろうな。
スープは完全に澄んだ鶏がらだしに、塩味。
あっさりはしているのだが、コクがある。
ちょっと素麺のような食べごたえ。
もっそりしたチャーシューと、細もやし、青ネギ。
さらに春菊が、トッピングされている。
このトッピングの春菊が、このラーメンの和風テイストを、大きくかもし出すことになっているのだな。
このラーメン、もしかしたら大阪のラーメンの、原型のひとつだったりするのかもな。
高槻栄町の「彩色ラーメンきんせい」で食べた和風ラーメンも、あっさりしながらコクがあるスープに、カイワレがトッピングされていたりして、この揚子江のラーメンと、共通した雰囲気があった。
揚子江ラーメン 本店 (ラーメン / 梅田駅(大阪市営)、梅田駅(阪急)、東梅田駅)
昼総合点★★★★☆ 4.0