僕は絶対にやめないんだ。
しかも買い溜めもしない。
今やめたら、男が廃るというか、まさに意志の弱さを、はっきりと示してしまうことになるわけで、僕は意志が強いから、一度始めたタバコはやめないのだと、常々言いつづけてきたことを、今まさに示すときが、訪れたというわけだ。
きっちり高い値段で買って、吸い続けてやるぜ。
本数は減らすかもしれないが。
しかし実際、今どきタバコを吸っている人というのは、気合の入った人ばかりで、ONEとか吸っていた、生っちょろい人たちは、とっくにやめてしまったということだろう、だいたいがセブンスターか、赤マルを吸っている。
僕もセブンスター。
ライターも、100円ライターとかじゃなく、きちんと金出して買ったジッポとか、そういうやつ。
タバコ吸うとからだに悪いと言うが、だいたい今の世の中、自殺者が年間3万人を超えているということは、ふつうに生きているということそのものが、死に直結しかねない、危険なものになっているということを意味するわけで、それってもしかしたら、やれタバコはやめろだの、タバコは病気だのという、そういう風潮だって、ひとつの原因になっているのかもしれない。
まあもちろん、吸いたくない人が、他人の煙を吸わされるということは、勘弁してくれということはあるだろうが、タバコくらい、優雅にすぱっと吸ってたほうが、精神の健康にはいいに決まっているのだ。