仙台は以前、一度くらい来たことがあるはずなのだが、どこへ行ったか、何を食べたか、まったく記憶にない。
だからほぼ初めてのようなものだ。
新幹線を降りて、駅のホームを歩くと、見かける人が、やはり関西とは違う、東北人の素朴な雰囲気。
そういう匂いを嗅いでいまうと、ムラムラと探究心が沸き起こってくるのだな。
本店に行ったら、予約でいっぱいとのこと、支店であるこちらに来た。
6時過ぎだったから、まだガラガラだったが、すぐにお客さんがどんどん来て、7時頃にはいっぱいになっていた。
食べ終わってから街を歩いたら、30メートルくらい、お客さんが並んでいる牛タン屋もあった。
三連休の中日だったからな。
宮城の酒、一の蔵。
辛口なのだが、やさしい味がする。
牛タン焼き、初めて食べたのだが、分厚く切ってあるのが特徴なんだな。
肉は厚く切ったほうがうまいに決まってる。
中がほんのり赤いくらいで出してくれるから、歯応えはあるのだが、やわらかい。
タレで味付けしてから、しばらく熟成させるのだそうで、かなりの旨みがある。
おまけに冷めても、変わらずうまく、大したもんだ。
牛タンに添えてあるのは、「おみ漬け」という米沢の漬物で、高菜やら、にんじんや大根やら、イカの切れっ端やらを、味噌で付けたものみたいで、わさびをちょんと付けた牛たんを、これといっしょに食べるのが、またなんともよく合う。
店はけっこう広いのだが、店長や店員もみな感じがよく、大変気持ちいい時間を過ごした。
牛タン焼専門店 司 虎横店 (牛タン / 勾当台公園駅、広瀬通駅、あおば通駅)
夜総合点★★★★☆ 4.0