2010-09-12

大阪角田町 「揚子江ラーメン本店」

梅田にある老舗のラーメン屋。
昭和39年の創業だそうだから、もう46年になるのだな。
老舗のラーメンが食べたいと思ったのだが、狙った店はお昼休みに入っていて、何度か来たことのあるこの店へ。
創業者なのか、腰の曲がったお婆さんが、いまだに店に出て、注文を聞き、ラーメンを運んでいる。

ラーメン、550円。

どんぶりがかなり変わっていて、平たくて、盃のような形をしていて、いわゆるラーメンどんぶりに描いてあるような模様は、一切書いていない。
これはたぶん、創業した当時としては、「ふつうのラーメンとは違うぞ」という、意思表示だったのだろうな。
スープは完全に澄んだ鶏がらだしに、塩味。
あっさりはしているのだが、コクがある。

麺は細めん。
ちょっと素麺のような食べごたえ。
もっそりしたチャーシューと、細もやし、青ネギ。
さらに春菊が、トッピングされている。
このトッピングの春菊が、このラーメンの和風テイストを、大きくかもし出すことになっているのだな。

「揚げタマネギ」というものが、卓上に置かれていて、これをかけると、コクが増すようになっている。

このラーメン、もしかしたら大阪のラーメンの、原型のひとつだったりするのかもな。
高槻栄町の「彩色ラーメンきんせい」で食べた和風ラーメンも、あっさりしながらコクがあるスープに、カイワレがトッピングされていたりして、この揚子江のラーメンと、共通した雰囲気があった。


揚子江ラーメン 本店ラーメン / 梅田駅(大阪市営)梅田駅(阪急)東梅田駅
昼総合点★★★★ 4.0