家から近くの源八鮨。
このあたりのすし屋、何軒か行ったが、昼にやってる店の中では、ここがいちばん気に入っている。
すし屋というより、居酒屋みたいで、一品ものから鍋やら定食、いろいろある。
関西や西日本のすし屋には、こういうところが多いよな。
とんかつも同じで、とんかつは東京ではとんかつ屋で食べるものだが、こちらでは洋食屋か食堂。
東京では何でも細分化され、特化していく。
それも物事の発展の、ひとつの形かもしれないけれど、それよりこういう、何でもありの雑然としたもののほうが、僕は落ち着く気がするな。
東京のすし屋にありがちな、気取った空気は微塵もなく、有線からは昔の歌謡曲が流れてくる。
お客は新聞を読み、定食を食べて、最後にすしをつまんでいく。
いわしのたたきをポン酢で和えたもの。
前回盛り合わせを頼んだとき、さばずしが異様にうまかったので、今回それだけ頼んでみた。
これは死んだ。
脂がのっていて、きちんとしめてあるのだが、酸っぱすぎるということもない。
やはり関西は、これなのだな。
一本225円。
はまぐりが入ってた。
調子にのって頼みすぎ、お腹が死ぬほどいっぱいになって、しめて2,805円。
いいんじゃないかと思います、この店。