2軒ほど、ちょこちょこ通っていた飲み屋があるのだが、ここ数カ月、家で飲むのが楽しくなってしまって、外でまったく飲んでいなかったから、心配しているに違いないのだ。
まず一軒めは、「ほっこりBar Kaju」。
暗めの照明で、飾らない、落ち着いた感じの内装になっている。
ギョウザやキムチなど、マスター手作りの物も多い。
だから食事をしたあとの2軒めとしての利用だけじゃなく、食事をここですると考えても、じゅうぶん大丈夫なのだ。
僕も昨日は、何も食べずにここへ来た。
千恵ちゃんというのは新町通錦小路の角にある「桃栗」というバーのママで、この桃栗がまた、落ち着いたいい店なのだが、このなめ茸はそのママの手作りなのだそうだ。
なめ茸が手作りできるとは知らなかった。
僕は個人的には、この店のつまみでは、これがいちばんおすすめ。
チャンジャというとだいたいは、おちょこか何かに入って、ほんのちょっぴりしか出てこないものだが、この店ではこんなに出しちゃって大丈夫なのかよ、というくらい、たっぷり出てくる。
それなのに400円。
これをやはりたっぷりと添えられている青ネギと混ぜて食べる。
いややっぱり、年内に挨拶に行ってよかったわ。
あとはまた例のごとく、僕が南禅寺のもみじだの、天龍寺の精進料理だのについて語りに語り、相手は京都地元民、まったくもって釈迦に説法、でもマスターはいい人で、それを嫌な顔一つせず聞いてくれるわけだが、そうして時間がたって、お客さんが増えてきたあたりで失礼した。
この店は実際、10時過ぎて行くと、満員で入れないことも多いから、注意が必要なのだ。
食べログ「Kaju」