日曜日はグルメシティの特売日で、グルメシティは僕がよく食べる豚肉や鶏肉より、牛肉を目玉商品として出す傾向があって、僕は今まで牛肉というと肉じゃがとすき焼きくらいしか思い付かず、醤油の甘辛い味というのはこの頃はどうもあまり食べる気がしないので、せっかく安い牛肉があるのにスルーしていた。
でも昨日は思い付いたんだな。というか思い出したのだ。以前韓国マッサージにハマりにハマっていた頃、ああいうとこでは常連になると、ママやらネエちゃんやらが手製の料理まで出してくれたりして、それがどれも何ともうまかったわけなのだが、そこで牛肉のステーキ肉らしきものを大根と一緒に煮込んだスープがあったのだ。
というわけで100グラム98円のアメリカ産牛肩ロースの塊を買って、食べた時の味を思い出して、自分なりに再現してみることにした。
まず塊肉は、1センチくらいの幅に切る。
酒をドボドボドボと入れ、ニンニク、これは今回、大量に入れてみた。
大根は、好きな形でいいのだが、僕が食べたやつは、鉛筆を削るように、削いだように切ってあったので、今回はそれを真似した。
大根を入れて15分くらい煮る。それから、醤油を隠し味程度に少なめに入れ、あとは塩で味を付ける。
それから10分くらい煮て、冷まして味を染み込ませれば、スープとしては完成なのだが、僕はこれ一品を食べるわけなので、水菜と油揚げを入れて、ひと煮立ちさせて、最後にゴマ油をちょこっとたらしてみた。
これはですねえ、死ぬかと思うくらいうまかったです。日本だと牛肉といえば、甘辛い醤油味が定番だけれど、韓国は澄んだ塩味の牛肉のスープ、けっこうあるからな。
ちなみにだけど、僕は以前は、肉を切るとまな板を洗わないといけないので、できるだけ洗う回数を少なくするよう手順を組み立てて、肉は一番最後に切るなどというようにしていたのだけれど、そうすると作業する順番が、自分が考えるのとは違ってしまって、面白味は減ってしまうことがわかったのだ。それに台所が狭いので、切ったものを置く場所もないし。なので今は、料理の最中に洗い物をするということについては、面倒臭がらずやることにしている。洗ったら、料理の途中でもそのまま拭いて、戸棚にしまってしまったりもする。
切った肉を油を引いたフライパンで、表裏焦げ目が付くくらい焼く。
水を入れ、しっかりアクを取る。
日本ではニンニクというのは、あくまで隠し味的にちょっぴり入れるわけだけれど、韓国ではニンニクは、日本でいうと醤油に相当すると思うのだが、大量に使うのだよな。それで醤油は隠し味程度に入れる。でも今回これはちょっと多すぎて、もう少し少なめでも良かったかも。
ここで肉をしばらく煮こめば、よりおいしくなるわけだが、時間もなかったので今回は省略。
これはですねえ、死ぬかと思うくらいうまかったです。日本だと牛肉といえば、甘辛い醤油味が定番だけれど、韓国は澄んだ塩味の牛肉のスープ、けっこうあるからな。
ゴマ油は、今回入れてみたけど、入れなくてもどちらでも大丈夫じゃないかと思う。
ただ今回、スープが茶色くなってしまったのだけれど、僕が食べたのは透明に澄んでいたのだな。牛肉を焼いて、そのまま水を入れると、どうしたってこうなると思うから、焼いた肉を取り出して洗って、フライパンも洗ってから煮込み始めるか、または焼くんじゃなくて茹でこぼしてからやるとか、した方がいいのかもしれないですね。