昨日のおっさんひとり飯は・・・。
イワシのなめろう。
昨日は三条会商店街へ買い出しに行った。
このごろは多少の効率化を図るため、
以前のように毎日は商店街へ行かなくなってはいるが、
やはり個人商店での買い出しは楽しいと、いつもながら思う。
昨日も魚屋へ行き、奥で魚をさばいている若大将に挨拶すると、
若大将は持ち場を離れ、スタスタとこちらへ歩いてくる。
こういうときはだいたい、若大将がオススメの魚があるときだ。
案の定、若大将は、塩サバを勧めてきた。
「すごくいい品で、いつもは1000円以上するものですが、
これはすこし小さめだし、今日は特売日なので、
750円にしてあるんですよ・・・」
若大将が勧める品を素直に買って、悪かったためしがない。
そこでこの塩サバと、さらにやはり安く出ていた大きなイワシを3尾買い、
イワシはその日、なめろうに、
サバは翌日しめサバにすることにした。
仕事をし、そのあとギターの練習などをしていたら、
晩酌の支度をはじめるのは10時になってしまった。
でもぼくにとっては、晩酌の支度は労働ではなく趣味だから、
遅くなっても、心が休まるくつろぎの時間になる。
まずはうすい焼酎水割りを作り、それをチビチビやりながら、
何を作るか考える。
冷蔵庫には、先週買った赤カブのぬか漬けがまだ残っていたから、
それを食べてしまうことにする。
昨日は豆腐屋へも行き、豆腐と厚揚げが両方あったのだが、
なめろうが火を使わないものになるから、
こちらは厚揚げを焼くことにした。
それからとろろ昆布と梅干しの吸物に、そうめんを入れることにする。
ここまで決まれば、あとはなめろうを作るだけとなる。
イワシは、手開きにする。
手開きは、難しいことは何もないし、
なめろうにするにはどうせ叩いてしまうのだから、
見てくれが悪くなっても気にする必要もない。
包丁で頭を落として腹を裂き、ワタを掻きだす。
イワシを横に持ち、背骨にそって親指を入れながら、
背骨の両側の身を外していく。
両側が外れたら、背骨をつまみながら背中の身を外していき、
最後に尾びれと一緒に引きちぎる。
前から後ろへ向かって皮を剥ぐ。
刺身にするには、腹骨も削ぎ落としたほうがいいけれど、
なめろうは叩いてしまうからそのままでいい。
ていねいに洗ってワタの残りなどをきれいに取り除き、
水気をよく拭ったら、みそ、おろしショウガ、ネギと合わせて叩く。
あまり細かくし過ぎずに、すこしゴロリとした身が残るようにしたほうが、
食べ応えがいいと思う。
好みで大葉やみょうがなどを添える。
新鮮なイワシを使い、水洗いをていねいにすれば、
臭みなどは全くない。
食べ始めたのは11時半。
ツイッターを見ながらのんびり食べたら、
冷や酒を2合飲み、食べ終わったのは1時になった。
それからさらに、ウイスキーの水割りを1杯飲み、寝たのは2時。
それでも酒をそれほど飲まなかったせいか、
今朝は7時に目が覚めた。
「しめサバも楽しみだね。」
もう今朝のうちに仕込んだよ・・・。