昨日のおっさんひとり飯は・・・。
スルメイカのパエリアでした。
スルメイカは、スペイン風に厳密に作ろうと思うと、
やはりちょっと敷居が高いんですが、
これをちょっと簡略化してやると、
ものすごく手軽に作れるようになるんですね。
まず簡略化の第一は、サフラン。
本場のパエリアファンの人とかは、
「パエリアはサフランの香りがないとダメだ」
とかいう人、多分いると思うんですが、
サフランは高いんですよね。
サフランがなくても、十分おいしく食べられるものになるし、
ご飯が黄色くなくても、日本人としては、まあ問題ないですよね。
それから簡略化の第二は、
トマトを炒めないこと。
スペインでは、トマトも炒めて入れるわけですが、
トマトを炒めると、汁気が出て米を炒める邪魔になるから、
どうしても一旦野菜を炒め、それを取り出して、
それから米を炒めて・・・、という手順が必要になる。
さらに炒めると、トマトの皮だけが残ってしまうから、
やはりトマトを湯剥きしないと、
見た目的にイマイチなことになる。
でもトマトは炒めず上に乗せれば、
炒める手順は1回で済むことになるし、
湯剥きも必要ないということなんです。
こうやってパエリアを作ると、
ただ順番に炒めて熱湯を入れ、
さらに具を上に乗せて炊くだけになりますから、
炊く時間だけはどうしてもかかりますが、
作るのはとてもとてもラクになります。
しかもパエリアは、見た目的には豪華になりますし、
野菜もわりと何でも使えるので、残り物整理にもなるし、
いいことずくめなんですよね。
というわけでスルメイカのパエリア、
小さなフライパンを使うと、一人分にはちょうどいいんですが、
オリーブオイルを多めに引き、弱めの火にかけて、
まずはニンニク1かけと玉ねぎ1/4個のみじん切りを炒めます。
2~3分じっくり炒め、玉ねぎが透き通ってきたら、
一口大の鶏肉150グラムを加え、色が変わるまで炒める。
米2/3カップを加え、さらに2~3分炒める。
米は1カップだと一人分には多いので、少なめにしました。
米よりちょっと多めの熱湯と、酒大さじ1、塩小さじ1を入れ、
かるく混ぜたら、
8等分のくし切りにしたトマト1個と、輪切り・ぶつ切りのスルメイカ、
スルメイカは昨日は、もう捌いたのを買って来ました、
それからヘタを取った甘長唐辛子とシメジをのせる。
甘長とうがらしはもちろん、ピーマンでもいいです。
フライパンのフタをして、まず弱火で15分。
それからさらに火を弱め、10分炊く。
ひとり飯なので、フライパンから直接食べる。
スルメイカの風味が広がって、これはほんとにウマイです。
昼にパエリアを食べたら、夜はまったくお腹が減らなかったので、
晩酌の肴はごくごく軽いものにしました。
梅じゃこの冷奴、
それに自家製らっきょうと、農家のおばさんの古漬け。
梅じゃこは、たたいた梅肉とちりめんじゃこ、
それにみりんとうすくち醤油をよく混ぜる。
最近ツイッターで、「酒は太るか」という話題になり、
というのは沢田研二がああやってブクブク太ったのが、
「酒が好きで飲み過ぎているせいだ」
という説を唱える人がいたからなんですが、
ぼくの経験によれば、酒はまったく太らないんですよね。
まあこれはたしかに、体質によるところもあるとは思いますが、
ぼくは酒はガブガブ飲んでますが、
体重は全然増えません。
中島らもとか、高田渡とか、
酒しか飲まなかったような人も、
ガリガリに痩せてますよね。
ただ酒を飲むのに、ツマミをあれこれ食べてしまうと、
たしかに体重は増えると思います。
特に炭水化物とか、脂っこいものとか、
食べ過ぎると一発ですよね。
昨日もパエリアを食べたら、夜もまったくお腹が減らず、
さらに今日になっても、まだそれほどお腹が減らない。
だからぼくの場合は、お腹が減っていなければ、
あまり食べないようにするということにはしています。
「おっさんの場合もう少し太ってもいいんじゃないの?」
年をとって、痩せ過ぎているのも貧相に見えるもんな・・・。