昨日のおっさんひとり飯は・・・。
ゴーヤを買ってあったので、味噌のゴーヤチャンプルーにしました。
ゴーヤといえば、やはりゴーヤチャンプルーとなるわけですが、
このゴーヤチャンプルー、普通は塩味で作ります。
それももちろんおいしいですが、
豚肉は味噌味もよく合いますから、
ゴーヤチャンプルーを味噌で味付けしても、おいしい道理です。
さらにここに、昨日は玉ねぎとシメジを入れました。
ゴーヤチャンプルーの定番の作り方としては、
玉ねぎとシメジは入れませんが、
風味づけに入れて、悪いわけはないんですよね。
ゴーヤチャンプルーを作るときは、
全部を別々に炒めるとやりやすいというのがぼくの意見。
それでまず、豆腐を焼く。
やや多めのサラダ油を引き、水切りしてひと口大に切った豆腐を、
中火でじっくり、表裏にかるく焦げめがつくまで焼く。
つづいてゴーヤ。
強火でサッと炒めます。
卵。
やや多めのサラダ油を引いて中火にかけ、
あまりガシャガシャいじって細かくしてしまわずに、
卵が固まるのを待ちながら、大きめにまとめるようにする。
ここまでやれば、あとは一息。
強火にかけたフライパンにサラダ油少々を入れ、
豚肉を炒める。
豚肉の色が変わったら、
うす切りの玉ねぎとシメジ少々を、サッと炒める。
炒めておいた豆腐、ゴーヤ、卵をもどし、
全体をまぜて肉の味をからめる。
味噌と酒、みりん大さじ2、砂糖大さじ1、
おろしショウガ小さじ1の合わせ調味料を入れ、
混ぜながら少し炒め、味を見て塩加減すれば出来あがり。
昨日はご飯といっしょに食べました。
ゴーヤも、味噌とよく合います。
昨日は祇園祭の宵々山。
ぼくは8時過ぎまで仕事をし、9時ごろから出動しました。
彼女が都合が悪かったので、ぼくの相手はチェブ夫君。
いい年をしたおっさんが、ぬいぐるみを手に写真を撮っていると、
通行人に見られること、見られること・・・。
宵山は、まずは山鉾を眺めることに、意義がある。
四条通沿いには巨大な鉾がいくつもあります。
それから南北に走る細い筋にも、山や鉾はたくさんある。
宵山を一回見物するのなら、これら山鉾を見るのがオススメで、
かなりの数がありますから、
それだけで2~3時間は、すぐに経ってしまうと思います。
ただ何度か宵山を見ているのなら、
「もっとほかに面白いことはないか」
と思うようになるわけですよね。
宵山は、いわば巨大な縁日ですから、
山鉾のほかには、無数にならぶ「出店」を眺め、
買い食いなどをすることが、楽しみの1つになります。
この出店には、いくつかの種類がある。
まずはプロの出店。
いわゆる「テキ屋」がやっているもので、これはかなりの数になります。
それから沿道の飲食店が、自分の店の前に出す出店。
これも、数としてはとても多いです。
ただこれら2種類は、完全に「商売」としてやっているから、
もちろんそれなりの楽しみはありますけど、
「面白さ」となると、それほどでもないわけです。
面白い出店は、やはりプロが商売でやっているものでなく、
素人が、商売抜きでやっているものの中にある。
それはまず第一に、飲食店以外の店が、飲食物を出している出店。
美容院やアクセサリーショップなどが、
お酒や食べ物を売っている場合があり、
これは商売とはまったく関係なく、
店員が「自分たちが楽しむ」ことを目的にやっているので、
そこにうまく入り込むと、すごく面白いんです。
あと極めつけは、
「沿道の民家が出している出店」。
宵山のエリアにたまたま家がある人が、
「せっかくだからオレたちも楽しんじゃおうぜ」
と出している出店が稀にあって、
これは完全にサークル的なノリで、
「面白さ」という観点では、最高峰だと言えると思います。
これら2種類の面白い出店は、
山鉾が立ちならぶ中心街ではなく、
そこからちょっと外れたエリアにあることが多いです。
その1つが、「六角通」。
中心地の四条通から、錦通、蛸薬師通と上がってきて、
この六角通になりますから、
山鉾も少なく、ちょっと寂れた感じになって、
商売抜きで好き勝手なことをする、面白い人が増えるんですね。
そしてその「おもしろ出店」の頂点が、ここ。
ここがまさに、「沿道の民家が出している出店」で、
完全に自分たちが楽しむためにやっています。
ですからお酒を買ったりすると、出店をやっている人がすぐに話しかけてきて、
お酒を飲みながら話し込んだりできるんですね。
ぼくは3年続けてここに来てるんですが、
昨日も初めて会った男性と、意気投合して話しをしました。
場所は新町通六角東入ル南側。
売っているのはお酒のみ。
生ビールは400円。
今夜もやっているそうですから、
興味がある人は行ってみてください。
あともう一つは、ここもオススメです。
ここも元々は、六角通からさらに入った辺鄙な場所でやっていたんですが、
あまりに静かな場所なので、近隣住民の迷惑になるということで、
今年は中心地に場所を移しました。
出店をやっているのはオランダ人で、
日本酒を海外向けに輸出販売している人。
この出店は自分があつかう日本酒を並べているわけで、
商売に関係してはいるんですが、
店主の目的は、
「自分が見つけた面白い日本酒を、輸出するだけでなく、
日本人にも知ってほしい」
というところにあり、
商売は抜きになっています。
外人の視点で選ばれているので、
ほかではめったに見ない、変わった日本酒がたくさんあるのが特徴です。
昨日も、
「一番変わったのを出してくれ」
と言ったら、出てきたのがこれ。
奈良の酒で、濁酒は「だくしゅ」と読むそうですが、
麹を使わず、蒸した米と生米だけの、
古代から続く伝統的な製法で作られているそうです。
飲んでみると、米の粒がそのまま残り、まるでお粥のよう。
ところが味は、意外にスッキリしていて、
「ああ、昔の人は、こういう酒を飲んでいたんだな」
と、古代に思いを馳せることができました。
場所は、四条西洞院上ル西側。
「長尾谷高等学校 京都分校」前です。
お酒はすべて、小350円、大500円。
来た人が溜まって、話をして交流できるスペースもあります。
ここも今夜もやっているそうですから、
興味がある人は行ってみてください。
「ぼくがいたから、彼女がいなくても寂しくなかったでしょ。」
おう、満喫したよ、ありがとな・・・。