昨日のおっさんひとり飯は・・・。
魚屋で新鮮なスルメイカを買ったので、
これをトマトと炒め合わせ、そうめんに乗せることにした。
スルメイカは安くてうまくて、ほんとにえらいヤツだと思う。
昨日も魚屋で、新鮮な真っ茶っ茶のが、220円。
これが和洋中あらゆる味付けに合い、
しかもできた料理は最高の酒の肴になる。
ワタを使えば、また奥深い味になるし、料理法にも事欠かない。
ぼくはスルメイカを、養子に迎えたいと思うくらいだ。
イカがトマトによく合うのは知れた話で、
イカのトマト煮は定番料理の一つである。
ただイカは、煮込んでしまうと硬くなるから、
生のトマトとさっと炒め合わせることにする。
イカは中身を外して目から上を切り落とし、
胴にタテに入った軟骨と足の根元にあるクチバシを取り外す。
胴は輪切り、足はぶつ切り。
生ゴミは、冷凍しておくと臭わない。
フライパンにゴマ油と輪切り唐辛子少々を入れて強火にかけ、
まずイカをサッと炒める。
10~20秒炒めたら、合わせ調味料をすかさず投入。
合わせ調味料は酒としょうゆが大さじ1、砂糖とおろしショウガ小さじ1、塩少々。
ひと混ぜしたら、くし切りにしたトマトとうす切りの玉ねぎを入れ、すこし炒める。
トマトがしんなりしてきたら、
片栗粉小さじ1に水小さじ2の水溶き片栗粉でトロミをつける。
固めにゆで、水で洗って熱湯で温めたそうめんの上に乗せる。
これは本当に、死ぬかと思うほどうまかった。
昨日は祇園祭、山鉾巡行。
早起きして見物に出かけた。
京都の人は「混むから」と、山鉾巡行を見に行かない人も多いけれど、
ぼくは混まずに見れる、いいスポットを知っている。
四条新町を少し上がったあたりで見ることで、
目の前を放下鉾、それに南観音山と八幡山が通って行く。
鉾の後に付いて行くと、さらに辻回しも近くから見られる。
ここは四条大宮のバー「Kaju」のマスターに教えてもらったスポットで、
絶対にオススメだ。
新町通はさらに昼過ぎに待機すると、すべての山鉾が返ってくるのを、
やはり大して混まずに、間近で見ることができるのだけれど、
ぼくは放下鉾が出て行くのを見たら満足し、
タリーズへ行ってブログを更新した。
イカトマそうめんで昼ビールをし、昼寝をしてから、
少し仕事をした。
昨日は仕事をする気が全くせず、
自分への誕生プレゼントとして仕事をするのはやめようかと思ったけれど、
ぼくはただでさえ仕事をサボることが多いのだから、
できるときにはなるたけやっておかないといけない。
でも誕生日だったから、早めに切り上げ四条大宮スピナーズ。
誕生日の夜は、本当なら彼女と過ごしたいところだけれど、
彼女は忙しくてこちらに来られないから仕方がない。
スピナーズではマスターのキム君、それに九十九一似の男性から、
お酒を一杯ずつおごってもらった。
誕生日に一人で飲むとなれば、ほかにも顔を出しておかないといけない店がある。
まずはKaju。
マスターのカジュさんは、ぼくに「お誕生日おめでとう」のメールをくれた。
夏になるとメニューに出てくる、カジュさん手製の水キムチはほんとにうまい。
次は新宿会館にある、スナック都。
ぼくはこの店がオープンした3年前から、時々来ている。
ママの恵美ちゃんは、カラオケを歌って100点を出す。
恵美ちゃんに、「3年でずいぶん京都弁がうまくなった」と褒められ嬉しかった。
さらにその後は、「酒房京子」。
昨日もおいしい料理が色々出てきた。
自分でもどした身欠きにしんを使ったナスにしん。
誕生日ということで、金目鯛そうめん。
ハモの炊き込みご飯。
昨日はお客がぼく一人だったから、京子さんとゆっくり話ができた。
京子さんはぼくに、「飲み屋をやったらいい」と言う。
ぼくくらいの年は、飲み屋を始めるにはいい年齢なのだそうだ。
ぼくも最近、自分の世界をネット上だけでなく、実社会で作りたいと
思い始めていたところだったから、
「それも悪くないな」と、ちょっと思った。
酒を10杯以上飲み、そろそろ帰ろうと思ったけれど、
京子さんが「炊き込みご飯をスピナーズへ持っていく」と言うから、
一緒に行くことにした。
もう2時を回っていたけれど、スピナーズにはまだたくさんお客さんがいた。
ハモの炊き込みご飯は、水と氷をかけて食べる。
わさびが利いて、これがまた強烈にうまい。
横山やすし似の男性に、お酒を一杯おごってもらった。
熊の男性が、さらにおごってくれると言ったけれど、
さすがにもう飲めなかったので家に帰った。
「誕生日もやっぱり朝帰りなんだね。」
予想通りと言うべきだよな。