昨日のおっさんひとり飯は・・・。
タラのパエリア。
タラは何といってもまず鍋物だ。
鯛のような濃厚なうま味はないが、淡白な味はほかの具の邪魔をせず、
さらに独特の素朴な味と、しっかりとした食べ応えが、
きちんと自分を主張するのもいい。
あとはみそ汁の具にしたり、甘辛く煮付けたりするのもいいが、
タラは淡白な分、油や調味料との相性がいい。
だから洋風にフライにしたり、
ソテー、ムニエル、ホイル焼きなどにするのもまたうまい。
昨日はこのタラを、パエリアの具に使うことにした。
うま味が少ないタラだから、さらにアサリでも入れればごちそうになるが、
べつに毎日ごちそうを食べなくてもいいのである。
パエリアは、ニンニクと玉ねぎ、米だけ炒め、
あとの具はただ上にのせるだけにする。
手間が大きく省けるし、
トマトが形のまま残ってやわらかくなるのもうまいと思う。
タラも大して臭みはないから、
水洗いし、塩コショウだけして入れるので問題はない。
小さめのフライパンを弱めの火にかけ、多めのオリーブオイルを入れて、
ニンニク1かけと玉ねぎ1/4のみじん切りを、
2~3分、じっくり炒める。
つづいて生米1カップを洗わずにそのまま入れ、
さらに2~3分、じっくり炒める。
熱湯1カップ強と酒大さじ1、塩小さじ1を入れ、
うすく塩コショウした生タラ、大きめに切ったトマト、
あとは冷蔵庫にあったシメジ、甘長とうがらしを上に並べる。
フタをして弱火にし、そのまま15分、
さらに火を落として10分炊く。
ひとり飯だから、フライパンから直接食べる。
タラの素朴な味がしみたご飯がうまい。
昨日は晩酌前に、スピナーズへ行った。
ちょうど九十九一似の男性がいたから、もう2週間後に迫りつつある、
三条会商店街七夕祭りでのライブの相談をした。
まず考えているのは、衣装のこと。
やはり何の知名度もない素人がやるのだから、
衣装はあったほうがいいのではないか。
「おっさんだから、ハゲヅラにちょびヒゲ、腹巻にサルマタが
いいのじゃないかと思うんですけど・・・」
「なるほど、それはインパクトがあっていいかもしれないですね。」
それから曲目についても相談した。
ぼくは今、エリック・クラプトンのハードなブルースとバラードのコピーを終わり、
あとはレッド・ツェッペリンのハードロックを1曲、
ほぼコピーが終わりつつある。
あとは憶えるのにあまり手間がかからないものを、
時間の許すかぎり、コピーしようと思っているのだが、
それはどういうものがいいのか。
「屋外でやるときは、バラードはウケないんですよ。
ノリのいい曲を出していったほうがいいですよ・・・」
九十九一は、自分がライブでやってウケた曲をいろいろ教えてくれる。
九十九一とぼくは年代も近く、曲の好みも似ているから、
このアドバイスはとても参考になる。
「いよいよ間近に迫ってきたね。」
いろいろ準備もしなくちゃだよ。