昨日のおっさんひとり飯は・・・。
キャベツと豚肉の甘辛みそ炒め。
昨日は、月曜に買ったキャベツがまだ手付かずで残っていたから、
これを何とかしてしまわなければならなかった。
以前は買い出しをするとき、あらかじめ何を作るか詳しく考えていたのが、
最近ではとりあえず目ぼしいものをあれこれ買い、
何を作るかは家に帰ってから考えるようになっている。
キャベツと言われてまず思い付いたのは、
豚肉と甘辛みそで炒める回鍋肉。
ちょっとありきたりだとは思ったが、ほかには何も思いつかなかったから、
これを作ることにした。
回鍋肉といっても、甜麺醤は使わない。
甜麺醤はこれまで何度か買っているけれど、
回鍋肉以外の使い方を知らないから、
すべて冷蔵庫の肥やしとなって終わっている。
甜麺醤などなくても、
ただみそに砂糖を入れればすむことだ。
ニンニクも、ほかのおかずの邪魔になるから使わない。
その代わりにショウガを利かせ、
ゴマ油と唐辛子でコクとアクセントをつける。
まずは大きく切ったキャベツを下ゆでする。
塩ひとつまみを振った水で2~3分ゆで、ザルに上げる。
あらためてフライパンにゴマ油と輪切り唐辛子を入れて強火にかけ、
豚コマ肉を炒める。
肉の色が変わったら、みそと酒、みりんを大さじ2、砂糖大さじ1、
おろしショウガ小さじ1の合わせ調味料を入れる。
キャベツをもどし入れ、キャベツにみそが絡んでしんなりしたら、
玉ねぎ1/4のうす切りと、シメジ少々を加え、サッと炒める。
片栗粉大さじ1/2と水大さじ1の水溶き片栗粉を入れてトロミをつける。
昨日はこれを、ご飯の上にかけた。
甜麺醤など使わなくても、十分うまい。
あとはとろろ昆布の吸物。
厚揚げの焼いたの。
ナスおひたしのゴマ酢みそ和え。
1センチ幅に切り、3分ほどゆでて水にとり、よく絞ったナスを、
大さじ1の白みそと酢、それに砂糖とからし、ゴマ少々で和える。
ぼくはおっさんだから、若い世代のことが興味深い。
自分が若いころとは時代が変わり、
今の若い人たちは自分とは別の価値観を持っているようだから、
それがどういうことなのかを詳しく知りたい。
今の若い男性は「草食化」し、女性に対して消極的だといわれる。
それはたしかに、バーなどで若い男性に接していて、
自分の若いころと比べてみても、その通りであると思える。
ただその理由として言われることが多い、
「今は就職ができない人も多く、将来の不安から一歩が踏み出せない」
というのは、本当にそうなのかと思う。
ぼくの経験からすれば、こういう一見客観的な物言いは、
何か大事なことを覆い隠していることが多いものだ。
ぼくのまわりに、最近、長年付き合った男性と自分から別れた、
ないしは別れるつもり、という30代の女性が4人いる。
そのうちの2人は、話を詳しく聞く機会があったのだが、
事情がとてもよく似ている。
女性は2人とも30代後半。
年下の男性と数年にわたって付き合った。
2人とも、「相手が嫌いになったから別れたわけではない」と言う。
ただ「この関係をつづけていくことに嫌気がさした」のだそうだ。
嫌気がさした理由として、女性は2人とも、
「男性が自分に甘え過ぎる」ことをあげる。
「仕事をもっと頑張ればいいのに、そうしない・・・」
「どちらも仕事しているのに、家事を分担しようとしない・・・」
この関係をこれ以上続けていても、お互いにとって良くないから、
別れることにしたのだそうだ。
この話を聞きながら、ぼくは、
「時代は変わっているのに、
それを男性だけが気付いていないのではないか」
と、ちょっと思った。
女性は今や、家事はもちろん、
仕事もするのが当たり前になっている。
だから男性に対しても、仕事目線でものを見るし、
家事の分担も、当然のことだと思うようになっている。
それに対して男性は、自分の父親がしていたようなことを、
今でも変わらず、してしまっているところがあるのではないか・・・。
「2人のことだけからでは分からないよね。」
それはもちろんそうだよな。