僕は買い置きするのは、前にも書いたけれど、あまり好きじゃないのだが、鶏肉は冷蔵庫に入れておいて、後日食べる。
分厚いものだから、うちの非力なIHレンジでは、焼くのにけっこう時間がかかったが、このホッケ、なかなかうまい。
うちの親父なんかは、終戦後、半分腐ったようなホッケを、毎日のように食わされた記憶から、今ではホッケを見るのも嫌なんだそうだが、こちとら、居酒屋料理では、焼き鳥とならんで、つまみの横綱みたいなものだからな。
フライパンで魚を焼く場合、強火でフタをして、辛抱づよく待って、煙がモウモウと出てきて、ちょっと焦げ過ぎかな、くらいでひっくり返すのが、ちょうどよい。
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今日は若干、早すぎた。
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全国的に猛暑が続いていて、当然京都も猛烈に暑いわけで、日差しが焦げるかと思うくらい、強いうえに、まとわり付くような湿気でモワッとしていて、家で本を読んだりしていても、汗をダラダラとかいて、これでは商売にならんと、午前中早くの、若干涼しい時間帯を除いて、あとはずっとエアコンをつけていたのだが、ふと、これでは京都の暑い夏を、満喫したことにはならないなと思い、せっかくなので、エアコンをつけずに過ごしてみることにしたのだ。
扇風機の風速を強めにしたら、意外にいけるもので、午前中はなんとか凌いで、昼めしから帰って、いつもなら当然、言うまでもなくエアコン、というところを、水シャワーを浴びたりして、そしたら意外に汗もかかないし、なんだ、大丈夫じゃん、とか思っていたら、きたんだな。
あれはプチ熱中症だ。
頭の芯が冷たいような感じがして、ちょっと気持ち悪くなってきたので、まずいと思って、速攻でエアコンつけて、麦茶を飲んだ。
いやしかし、この年で、老人ならともかく、しかもカンカン照りの屋外とかじゃなく、家の中で、熱中症になるとは思わなかったな。
これでよくわかったから、あとはエアコン、付けっぱなしにしておこう。