興福寺や春日会社、東大寺などをふくめた広大な一帯を、奈良公園というのだそうで、池もあり、森林もあり、1時間くらい歩いたんじゃ、抜けられないくらいの広さがある。
そこにまた鹿がいるわけだ。
50頭や100頭どころじゃない、あそこにもここにも、群れをなしていたりする。
鹿はせんべいどころか、紙を持っていただけで、寄ってきて食べてしまうから、憎めないやつらなんだが、せんべいを持った子どもが、鹿の集中攻撃をうけて、大泣きしたりしていた。
このあたりはほんとにいい所で、ぶらぶら歩いていると癒される。
興福寺の五重塔が見える。
鷺池。
東大寺ちかくの石畳。
奈良の建造物は、やはり京都とはちがって、印象としては素朴で無骨。
奈良の建造物は、やはり京都とはちがって、印象としては素朴で無骨。
ラーメンで例えれば、京都を第一旭としたら、奈良は新福菜館だな。
古い、まだ洗練される以前の状態、という意味。
わからないと思うが。
京都の、隅から隅まで、建物のみならず、木々の一本一本にいたるまで、計算しつくされた美とは、またちがった良さがあるんだな、奈良は。