昔ながらのラーメンのようだ、ということもあるが、なんとこの店、昨日食べた「宝屋」の、原型になった店だというのだ。
食べログの口コミによれば、宝屋はもともと「大王ラーメン」としてチェーン展開していて、京都拉麺小路に京都代表として出店するにあたって、「大王」という名前のラーメン店は他県にもあるということで、「宝屋」に名前を変えたのだが、この烏丸五条店だけが、名前を変えずに、そのまま大王ラーメンとして営業を続けているとのこと。
なんだかよくわからんが、宝屋の原型となれば、興味はあるので、行ってみることにしたわけだ。
しかも写真を撮る前に、口をつけてしまった。
ギョウザもあったが、ギョウザは時間がかかるので、今日は注文しないでみた。
今朝、急に太っていたし。
ラーメンを食べる時のライスは、僕はもう完全に外せなくなってしまった。
チャーハンではなく、ラーメンのおかずとしてのライス。
このラーメン、元は一緒だっただけあって、宝屋と共通するところも多いのだが、大きくちがうのはスープ。
宝屋のスープは澄んでいて、かなりあっさりと仕上げてあるのだが、こちらは白濁して、ちょっとこってりしている。
僕はこちらの方が好きだな。
チャーシューも、宝屋とは肉質がちがうみたいで、宝屋はバラ肉を使っているのだが、こちらはロースなのかな、でもこちらの方がやわらかくて味がある。この店も宝屋もウリにしている、熟成細麺というのは、たしかにつるりとした喉ごしで、素麺みたいな変わった食感なのだが、食べているうちにすぐヘタってきてしまうので、僕はあまり好きではない。
大王ラーメンと宝屋を全体として比べると、京都拉麺小路に出店するという大チャンスを前にして、宝屋は味も、店舗の造りも、接客も、今の時代に合わせるために、大きく変えようとしたのに対して、大王ラーメンは、それを拒否したと、そういうことなのだろうな。
僕が大王ラーメンの方が、ほっとして落ち着けるのは、言うまでもない。
実際平日のお昼時、店内は満員、この暑いのに、外で待っている人もいたから、お客にはきちんと支持されているということだろう。
大王老麺 烏丸五条店 (ラーメン / 五条駅(京都市営)、清水五条駅、七条駅)
★★★★☆ 4.0