この春日大社も、境内はおどろくほど広くて、それほど時間の余裕がなかったので、早足で歩いたのだが、それでも境内の端から本殿までは、20分ほどの時間がかかる。
木々が鬱蒼と生い茂り、太古の昔にもどったよう。
全部で3,000あるそうだが、これは伏見稲荷の鳥居とおなじで、寄進されたものなのだ。
伏見稲荷の鳥居は木製だから、20年かそこらで腐ってしまい、そうするとまた新たな寄進により新しい鳥居がたてられるのだが、こちらは石だから、昔のがそのまま残っている。
でも収入という意味じゃ、伏見稲荷の方が賢いな。
建物はすべて、鮮やかな朱に塗られているのだが、これは、今は古びて茶色くなっている寺などでも、創建当時は極彩色で彩られていた、なんてのも多いわけで、そういう意味じゃ、これこそが昔のままの姿なわけだ。
今回は駆け足で通りすぎてしまったのだが、次回はもう少し、ゆっくり歩いてみたいかな。