勤めを辞めたので、よっぽど早く起きないといけないとき以外は、目覚ましをかけないのだが、寝るとき厚いカーテンをせず、レースのカーテンだけ閉めるようにしているので、日がのぼって明るくなると、わりと自然に目が覚める。
でもおもしろいもので、寝る時間はだいたい、12時から1時と決まっているのだが、朝起きる時間はまちまちで、6時半ごろ起きるときが多いが、7時半になるときもあれば、5時半に目が覚めるときもある。
早く目が覚めるときというのは、前の日何か、とくべつ節制したからとかいうことではなく、からだに固有のリズムみたいなものがあって、バイオリズムって言うんだったか、その調子がよくて、朝早くから頭が回転しだすからだという感じがする。
逆に前の日酒を飲みすぎたということでなくても、一日どうもさえない日もある。
現代に生きていると、何にでも原因を求めたくなるわけだけれど、必ずしもすべてのことに、原因があるわけではないのだよな。
かといってこれが、完全に偶然でもないように思えるところが、おもしろいところだ。