鍋というのは、問題点を一つあげるとするならば、バクバク食べてしまって止まらず、普段は二口三口、味見程度に食べたら酔っ払う前にブログに取りかかり、そのあと本格的に飲むというようにするのだが、鍋の場合、ブログを書き始める時点で、すでにかなり酔いが回ってしまっているということがある。僕はなぜ、鍋になると「うまい」としか書かないのかということについて、先日検討したばかりだが、何か理屈をこねくり回したような気もするが、ただ酔っ払っているからということが正解だったかも。
これは「豚汁風」と書いたが、正確には、完全なる豚汁だ。材料は豚バラ肉、それに玉ねぎ、ジャガイモ、キャベツ、油揚げ、しめじ、それに先日買って、まだ丸々一個余っていたブロッコリー。それに昆布を浸した水を、昆布と一緒に入れて火にかける。鍋に入れるのに、いつものように材料ごとに区割りをするのではなく、まばらにばらまいてみたら、とんでもないてんこ盛りになってしまって、どうなるかと思ったが、なんとか無事に沈んでくれた。
調味料は、味噌に醤油、酒にみりん、おろしたニンニクとショウガ、それに韓国唐辛子。今回もアクは取らずに、というかあまりにてんこ盛りだったので、アクを取れずにそのまま調味料を入れてみたが、まったく問題ない。
鍋は基本は、あまりグツグツ煮込まず、野菜などがまだ固いのがあっても、さっと火を弱めてとろ火にしてしまう。初めは硬すぎだったものが、次第に丁度良くなり、そのうちとろとろになっていくという、味の変化もまた楽しい。