今日昼に行った洋食屋で、筆頭メニューだったチキンソテーのトマトソースをあえてスルーし、その下のハンバーグにしたのは、もちろんハンバーグが洋食屋の定番であり、まずはこれを食べてみないと、ということはあったのだが、実は別の理由もあって、チキンとトマトということで、今晩は、鶏肉を使ってトマト鍋を作ろうと、思い付いてしまったからなのだ。チキンとトマトの抜群の相性をもってすれば、間違いなくうまそうではないか。
というわけで、グルメシティでブラジル産の鶏もも肉を買い、あと一緒に入れるのは、玉ねぎ、ジャガイモ、それにブロッコリーとしめじ。ブロッコリーは見切り品が、2個で90円だった。ほんとは油揚げも入れようと思って買ってあったのだが、すっかり忘れてしまった。でもたしかに、ここにさらに油揚げだと、ちょっと食いきれないな。
鶏肉は適当な大きさに切って、軽く塩コショウしたものを、たっぷりのオリーブオイルで炒める。
和田拓治郎のオリーブオイル、あと少し残っていたのを、これで全部使いきった。炒めると書いたが、正確には焼くだな。きちんと並べて、まず皮目を、強火でこんがり焼いて、焼き色が付いたら裏返す。
そしたらそこに、くし切りにした玉ねぎと、さいの目に切って、水にさらしておいたジャガイモ。
ちょこちょこっと炒めたら、缶詰のカットトマトをどばどばと投入。これひと缶98円だったのだが、生のトマト一個より安い。これは使わない手はないということだ。
チューブのニンニクもぶりぶりっと絞って、ちょっとぐつぐつする。
トマト缶と同じ量の水を入れ、沸騰したら味付け。まず粉チーズ。これでもか、というくらいたっぷりふる。それから味を見ながら塩を入れ、あとは韓国唐辛子。
味が決まったらブロッコリーとしめじを入れて、ぐつっとさせたら出来上がり。
いやこれ、かなりバッチリだったと思います。作っているあいだ、煮込もう、などと思わなくて全然よくて、かまわずガンガン作業を進めていく。野菜がちょっとくらい硬くても、卓上のコンロでとろ火で温めておくと、そのあいだに火が通る。
熱燗は、こういうものにもバッチリ合う。いやけっこう万能っすよね、日本酒。