昨日おとといと鍋にしたら、どうも鍋にハマってしまったらしくて、今日もスーパーへ行って、鍋であることはもう決まりで、何の鍋にしようか考えているのだ。
で決めたのは、キムチ鍋。
というか、キムチチゲ。
僕は以前韓国にホームステイしたことがあって、そこのオモニが64歳で、超ベテラン主婦、料理は人に教えるほどの腕前だったので、オモニが作るのをいろいろ詳しく見学させてもらって、キムチチゲはそのオモニの直伝なのだ。
オモニは、キムチチゲは、ほんとにキムチと、豚肉と、それから豆腐、それしか入れないのだったが、それはほかにも料理があったからで、一品だとそれでは寂しいなと思って、何かひとつ野菜を入れようと思い、何を入れようか、長ネギにしようか、しめじにしようかと、ずいぶん迷ったのだが、結論はオクラ。
韓国でキムチチゲにオクラは入れないと思うが、意外なところでいいのじゃないかと思って。
それでは韓国オモニ直伝の、キムチチゲの作り方。
豚肉は、今日はバラのうす切りを買ったが、オモニは塊肉を、1センチ×1センチ×2センチ、位の大きさに切っていた。
部位もバラじゃなかったような気がするな。
でもバラ肉でも問題はないのだ。
キムチの汁をそこにかけたりするのだが、今日買ったエバラのキムチは、汁が全然入ってなかった。
それでそのまましばらく置くのだ。
要は肉に下味をつける、ということなのだと思う。
そしたらそれを、フタをして火にかける。
水はまだ入れない。
そのまま蒸し焼きにするのだ。
弱火にかければ、焦げ付いたりすることもないわけだ。
でもそのうち、キムチから自然に水分が出てくるから、もしかしたらそのままでも良かったかもな。
蒸し焼きは、10分くらいする。
こうすることにより、肉にまず味をつけるのと、ただ煮るよりそのほうがやわらかくなる、ということがあるのじゃないかと思う。
水は、ちょっと少なめに入れるのがコツ。
キムチチゲは、ほんとにキムチだけで味をつけるのだ。
だからあまり水をいれると、味がうすまってしまうということなのだ。
それで、オモニは30分以上は煮ていた。
僕は我慢ができずに、今日は20分。
そしたら味を見て、今日はそのままでバッチリの味だったので、何も入れる必要がなかったが、塩気が足りなければ塩を入れて、あとコクが足りないようだったら、味噌とか、コチュジャンとか、入れたらいいのじゃないかと思う。
でも今日分かったのは、キムチをガバチョと入れれば、日本のキムチでも、味付けはそれで十分ということだな。
あとは豆腐とオクラを入れて、しばらく煮て出来上がり。
これは全体が、トロっとした感じになって、肉のだしもきっちりでるから、そんじゅそこらの韓国料理屋で、10分くらいで出てくるキムチチゲとは、ぜんぜん違うのだ。
オクラも、辛いところに、豆腐とともに避難場所という感じになって、なかなか良かったす。
あ、ちなみにこれは、鍋というよりは煮込み料理に近いので、卓上に再加熱用のコンロは置きましたが、キッチンのレンジでやりました。
ちなみに僕の土鍋は、IH可なのだ。