起き抜けのサウナは、ほんとに気持ちよくて、僕は一週間毎日、この日を楽しみに生きていると言っても過言ではないのだ。
昔から風呂は嫌いじゃなかったが、年を経てくると、気持よさが倍増するな。
僕は膝から下が、わりとすぐ冷えやすかったり、疲れが溜まりやすかったりするのだが、サウナへ行くと完全にスッキリする。
まだ今でも、ホクホクしているくらいだ。
この頃はだんだん涼しくなってきたから、露天風呂の傍らで、椅子に座ったり寝台に寝そべったりしながら、体を冷やして、それからまた風呂に入るというのが、またたまらないわけだ。
これほど風呂が好きなのは、世界で日本人くらいだということも聞くのだが、外国ではこれに代わる気持よさを、どうしているのかな。
わからんな。
毎度のことだが、これがたまらん。
午前中に、朝めしを食う前に飲むビールというものが、まずビールのうちでは一番うまいわけだが、さらにそれがサウナのあとという、巨大な特典が付くわけで、これほどうまいものは、まず見当たらないな。
しかもそれで、一日を棒に振るわけだから、これほど贅沢なものはないのだ。
ネットの口コミで、超高コストパフォーマンス、しかも激ウマ、ということだったのだ。
新潟は酒どころで、越乃寒梅から、久保田、八海山などなど、うまい酒はいくらでもあるのだが、新潟の人に、新潟で一番うまい酒は何かと聞くと、〆張鶴と答えるのだよな。
寿司職人って、ただ寿司を握る人、というだけじゃなくて、カウンターの中で、お客さんと面と向かって、接客する人でもあるのだよな。
だからカウンターの目の前に、ネタケースが置いてあるような店は、僕はあまり好きじゃないのだが、ここはきちんと、カウンターと、調理場のまな板が、地続きになっていて、大将の手さばきを見ながら寿司をつまめるようになっていて、また大将もにこやかに、お客さんと話をするし、大変楽しい。
それからもうひとつ、寿司はやはり、ただネタが新鮮だったらいい、というものでもなく、大将がネタに手をちょっと加える、その手加減を楽しむものでもあると思う。
ここはすべてのネタに、ちょっとずつ手が加えられていて、塩とすだちが振ってあって、そのまま醤油を付けずに食べるものも多く、面白い。
ただな、ちょっと不満だったのは、こちらが酒を飲んでるということで、つまみを少しだしましょうかということで、とりあえず白子の焼いたの
初めての客は、やはり、え、こんなに安いの、と思わせるくらいでないと、それであとから徐々に、取っていくようにしないと、なかなか続かないものじゃないかと思うが、そのあたりが、この大将の、これからの課題なのだろうな。
家に帰って昼寝。
2時間半も寝た。
スーパー行って、家へ帰ってきて、これからまた酒を飲むわけだ。
いや充実した一日。
めでたし、めでたし。