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2010-09-10

レバニラ炒め

一人暮らしをしていると、気を付けないといけないのは栄養で、これは何度も書いたことなのだが、僕は以前、名古屋に住んでいたとき、どうにもこうにも疲れが取れなくなって、睡眠時間を増やしたり、ジムへ行って運動してみたり、サウナに入ったり、マッサージをしてみたり、色々やってみたけれどもダメだったのが、ある日ニラを一把、食べてみたら、翌朝嘘のように、前日まであんなに疲れていたことなど、まったく憶えていないというくらいに、疲れが取れていた、ということがあるのだ。
ビタミンが足りていなかった、ということだったのだよな。
それから栄養には、ちょっと気をつかうようになり、とくにビタミンだけは、豊富に取るようにしていて、だから毎日、青菜を一把、食べたりしているというわけなのだ。

中でもレバニラ炒めは、ビタミン的には最強ということで、まあこのところは、べつにビタミン足りているとは思うのだが、こないだに続き、また作ってみた。

これは炒め物としちゃ、シンプルだし、わりかし簡単なほうじゃないかと思うんだが、第一のポイントは、レバーにきちんと、下味をつけることじゃないかと思う。
そうでないと、いくらあとから調味料を入れても、レバーの中まで、味がしみないのだよな。

レバーは、鶏でも豚でもいいと思うが、スーパーで鶏のレバーがあったので、それを買ってきた。
そぎ切りにして、全部が5ミリくらいの厚さになるようにしたら、これふつうはどうするものなのかな、調べてないからわからないのだが、レバーは中にけっこう血が残っているので、水で洗って、血の固まったやつとかも、ていねいに取り除いてみた。
まあ血にも栄養があるし、韓国などでは、血のかたまりを腸詰にして食べたりするくらいだから、べつに洗わなくても問題ないかもしれないが、洗っても問題なかった。

水をよく切ったレバーを器に入れ、下味をつけていく。
塩コショウ、酒、醤油。
すべて少しずつ、というところだが、それをよく揉み込む。
最後に片栗粉をふって、全体に行きわたるよう、やはり手でよく混ぜておく。

それから、炒め物はスピード勝負になるので、調味料はすべて、事前に合わせておくのが鉄則なのだ。
まず醤油。
この醤油の量をどうするかなのだが、いちばん大事なのは、これも何回も書いてるが、直感を信じることだ。
炒め物は、調味料の量にかんして、直感を疑ってしまうと、だいたい失敗する。
味見なんか、しなくていいのだ。
だいたい味見すると、失敗する。
レバーと、ニラの量をよく見て、自分が冷奴に醤油をかけるときを思い出したりして、ここにどのくらいの醤油があったらいいかを、直感で決める。
このあたりが、料理の一番おもしろいところだと、僕は思うな。
直感はだいたい、大きくは外れないのだ。

それに酒とみりんを、醤油よりすこし少ないくらい。
チューブのにんにくとショウガ。
好みの量。
ゴマ油。
同上。
以上をご飯茶碗にでも入れて、混ぜ合わせておく。

あ、それからニラも、もちろん、適当な長さにざくざく切っておく。

フライパンを最強の強火にかけ、油をちょっとしく。
テフロンのフライパンだったら、油はそんなに入れなくとも、大丈夫なのだ。

フライパンが十分温まったら、レバーを入れるが、レバーは炒めるというより、焼き付ける、と思ったほうが、動きとしては無駄がない。
フライパンに入れたレバーが、重ならないよう、箸で広げて、しばらくそのまま、触らずに焼く。
片面に火が通ったら、箸でひとつひとつ、全部ひっくり返して、裏面も焼く。
がしゃがしゃ混ぜてもいいが、それだと火の通り具合にむらもでるし、これがいちばんまちがいない。

レバーに火が通ったら、ニラを入れる。
ニラは生でも食べられるのだから、くれぐれも火を通しすぎないことが大事なのだ。
ひと混ぜしたら、さっき合わせておいたタレを投入。
これはよく混ぜながら、レバーにつけておいた片栗粉で、ちょっととろみが出てきたな、という感じになったら、それで終了。

と知ってる人にとっては当たり前だし、素人のやってることだから、ずいぶん見当外れなこともあるかもしれないけれど、もしかしてこのブログを、一人暮らしの男性で、料理をしてみようかどうか、迷っている人がいるかもしれないと思って、クドクドと書いてみました。
悪しからず。

ちなみにこうやって作ったレバニラ炒め、まじうまいっす。