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2009-12-31

年越しそば

「はっぴ」で買ってきた、生麺とにしん。うん、うまいな、たしかに。

だし

ちなみに今、完全に澄みきった、黄金色の、これはどう考えても、死ぬほどうまいに違いない、という鶏ガラだしが出来つつあって、これはあとは、火を止めるのを忘れさえしなければ、バッチリだな。

晩めし ナマコ、生ガキ

正月は広島で過ごすことに決め、今日いろいろ買出しをしてきたのだが、恵美のおばちゃんに買ってもらったカキと、オマケにもらったナマコ、早速食ってみることにした。

ナマコをさばくのなど、初めての経験なのだが、おばちゃんにも聞き、ネットでも調べ、その通りにやってみたら、意外に簡単。まあ何でも物事、やってみれば、そんなに難しいものじゃないんだよな。でも自分で進んでは、買わなかったと思うから、おばちゃんにもらって、いいきっかけになったわ。

カキはレモン汁、ナマコはポン酢で食べてみた。そりゃうまいに決まってる、てなもんだよな。コノワタという、ナマコの腸管、塩辛にしたらうまいと書いてあったが、とりあえずポン酢で食べてみたが、たしかに、塩辛にしたらうまいのかも。

カキは、江田島のカキで、普通スーパーで売ってるのは、水に入れて、カキが水ぶくれした状態になってるのだが、これはそういうことを、全くしていないので、濃厚な味がする。それが、500gで、800円。100g、160円。スーパーの半額だ。たまらんな。

2009-12-30

本家第一旭 たかばし本店

第一旭は、昨日も、木屋町の店へ行ったのだが、酒をたらふく飲んだ後だったので、イマイチ味がわからなかったのと、このたかばし本店を除いて、全てフランチャイズの店だそうで、昨日の店はスープがぬるかったりして、ちょっとレベルが低い感じがしたので、もう一度、本家の味を確かめたいと、こちらへやってきたというわけだ。
木屋町の店は、キムチラーメンとか、スタミナラーメンとか、メニューがかなり種類があったが、こちら本店は、基本、ラーメンのみで、あとは麺や具の量の多少のみ。チェーンといっても、かなり自由にやってるんだな。
ラーメン650円を注文。スープが、昨日はよくわからなかったが、澄んでいるから、当然鳥ガラだろうと思ったら、なんと豚骨だしなのだ。醤油豚骨だから、広島と同じだが、澄んでいるというのは、だいぶ感じが違うな。麺も、昨日の店とは違って、わりかし普通の麺、ネギも、白ねぎではなく青ねぎ。醤油味だが、広島よりは、九州のラーメンに近いような、タフな味だった。
この「タフ」ということ、京都で今回食べた、すべてのラーメンについて言えるな。公家や舞妓のいる、上品な京都というのは、やはり外から見たイメージで、考えてみたら京都は、1,000年以上に渡って、日本の権力闘争の中心地だったわけだから、そういうタフなDNAは、簡単にはなくならない、ということだよな。

比叡山 延暦寺

日本仏教の総本山、比叡山延暦寺。ここは今でも実際、お坊さんが修業している、現役バリバリの寺で、お守りやお札を売るのも、係の女の子じゃなく、お坊さんだったりして、緊張感が漂う。随所にある、歴代上人や故事を記した看板も、観光案内というより、布教チック。
本堂である「根本中堂」は、背の高い杉の木立に囲まれて建ち、中は薄暗くて広く、お坊さんが数珠を鳴らしながらお参りしていて、なんとも厳かな、霊験新たかな感じの雰囲気。並の観光地とは違うな。
ゆく年くる年に、毎年定番として登場する鐘、開運のご利益があるとのこと、一回50円の料金は、お賽銭で小銭を全部使ってしまって払わなかったが、払わなくても、突いたほうがご利益があるかと思って、いちおう突いておいた。

比叡山から琵琶湖を一望


金閣寺

金閣寺といえば、京都で一番有名な寺だろうが、金閣以外の、庭や建物は、ごくごく平凡、だだっ広い平地に建っているし、わびさびのかけらもない。しかし、あの金色に輝くお堂、木立を背景として、前に広がる池の水面に姿が写って、まさにインパクト勝負、一発芸なのだが、ほんとにきれいなんだよな。
足利義満、お堂を金色にしたらいいなと、思い付いちゃったんだろうな。そういう単純な発想が、結局天下を制したりするものなんだよな。


天下一品 総本店

濃いい味で有名な、全国チェーンの天下一品、これは京都が発祥なのだ。京都に来るまで、京都のラーメンというと、あっさりした和風だしに、細い麺、というイメージが強かったが、実際は全然違うんだな。次から次へと、徹底的に濃い味の連発だ。天下一品は、ずいぶん昔に一度だけ食べたことがあり、あまり好きじゃなかったし、最近は濃いスープは、年のせいであまり受け付けなくなったこともあり、どうかなと思ったが、総本店は他の支店とは、一味違うという話もあり、やはり京都に来た以上は、ということで、来てみたというわけだ。
「こってり」の並、ニンニクは入れずに、麺は普通麺というのを頼んだが、うまかった。このだしは、豚骨は使っておらず、鳥ガラと野菜などだけだそうだが、濃厚ながらも、臭みは全くなし、ひたすらまろやかで、体にスルスル入っていく。スープを全部飲み干して、丼を見ると、赤い小さな断片が残っていて、少し唐辛子が入ってるんだな。スープに反して、チャーシューはあっさりで、バランスもいいよな。これは5つ星、とても満足した。


曼殊院門跡

枯れ山水。ここは国宝やら重文やらが、ガラスのケースにも入らず、あるべき場所に、そのまま置いてある。すごいな。

詩仙堂

開け放たれた室内を、きりりとした空気が洗い、差し込む日差しに永遠を想う。と詩仙堂だけに、詩人になってみたりした。

2009-12-29

京都 新福菜館本店

京都に着いたら、まずラーメン。京都なら、他に食い物は、いくらでもあるわけだが。超らーめんナビは、便利だな。京都駅近くで、上位にランキングされる老舗、ということで、来てみることにした。昼時ということで、当然のごとく行列していたが、ここは隣の店も、行列している。隣はここより新しいみたいだが、老舗の隣に、同じラーメン屋を出すとは、商売のためなら何でもありの韓国とかで、よく見かける光景だが、ここは京都、もっとお上品なのかと思ったら、意外とアグレッシブなんだな。
「特大新福ラーメン」850円という、麺とチャーシューが1.5倍になるというのを注文したが、まずびっくりしたのは、汁が真っ黒。それほど塩辛くはないから、塩を入れずに、その分醤油が入っているということと思うが、関西は、薄口だしの文化じゃなかったのか。この濃さは、関東もびっくり、という感じだ。でもラーメンみたいなB級食品は、特に伝統の街京都で、インパクトがないと勝負していけないだろうから、それでこんなに、呆れるくらい、濃くしてみたということなのかもな。
麺は太めで、あまりコシのない、プニョプニョしたタイプ、ちょっともそっとしたチャーシュー、太もやし、青ネギが、特大だからな、こんもりと盛られていて、そこに生卵が割られている。ラーメンに生卵、珍しいよな。全体として、公家の街、京都で、あくまでガテン系のラーメン。これが京都の代表的なラーメンで、京都の人は、それでいいのか、と思わなくもないが、しかし、ラーメンってものは、そういうものなんだろうな。改めて確認。



2009-12-28

晩めし チャーシュー

今日はマダムジョイで、豚肩ロースのブロックが、広告の品で出ていて、それほど安くもなかったのだが、広告の品に弱い僕は、早速購入、今日恵美のおばちゃんに教えてもらったやり方で、チャーシューにすることにしたのだ。聞くと、チャーシュー、ぶりのアラを煮るのと、まったく同じやり方なんだな。要は水を入れずに、酒と醤油とみりん、アラ炊きと違って、砂糖は入れないんだよな、その代わり、ニンニクをちょこっと入れて、30分くらい、コトコト煮て、そのあと30分から1時間、鍋に入れたまま冷ましたら、出来上がり。

今日は冷ます時間が、30分ほどだったので、味のしみ方はまだ浅いが、それでもちゃんと味がして、今日恵美でやったみたいに、からしポン酢に付けて食べると、いやつまみとしちゃ、最高っす。ちょこっと残してあるので、それをまた後日、食べるのと、さらにこの汁で、煮玉子をやるつもり。肩ロースだったので、ちょっとモソモソした感じになったが、こういうチャーシューもよく見かけるしな、悪くない。でも今度は、バラ肉でやってみるかな。スペアリブでも、良かったかもな。

酒は、タカラの料理用の清酒を買ったのだが、普通に飲む酒に比べて、安いとはいえ、それでもけっこうな値段がするから、ドボドボ使うには、けっこう度胸がいる。しかしまあ、下手な居酒屋で、まずいものを食って、高い金を払うよりは、100倍いいのだ。

2009-12-27

晩めし 常夜鍋

今日も朝酒の後は、昼寝。ちょっと寝不足だったこともあり、暗くなるまで爆睡。起きたら買い物へ行き、風呂に入って、ふたたび酒。休日はこうじゃなくちゃいけないと、僕は完全に思い込んでいるわけだ。

朝にご馳走を食ったから、夜は軽いものをと、常夜鍋。ほうれん草と豚バラ肉を、昆布だしで煮て、ポン酢で食べる。これは他に、あまり色々入れない方がいいのだ。ほうれん草は気難しいからな、下手なものを一緒に入れると、すぐ喧嘩するよな。

卓上の鍋で一口分だけ煮て、すぐ食べる。全部一気に煮てしまうのじゃなく、こうすれば、PCをパチパチとしながらでも、無理のないペースで、熱々のが食べられるんだな。やっぱり一人鍋は、こうじゃなくちゃいけなかったよな。

ポン酢は今日は、ちょっと高いやつを買ってみた。いつも使ってるミツカンのポン酢の、倍くらいはしたな。たしかにゆずの風味が匂い立ってうまいが、こうやって鍋に使うと、ポン酢はすぐに薄まってしまうからな、あまり変わらないという気も、しないでもないな。

熱燗は、今日も白牡丹。

2009-12-26

晩めし おでん2

おでんはやはり、2日目の方がうまいな。燗酒は、白牡丹。

しかし今日の朱華園は、ほんとにうまかった。

朱華園 福山元町店

尾道ラーメンの雄、「朱華園」の支店で、本店はいつ行っても大行列だが、支店は並ばなくても入れるわけだ。僕は本店で一度食べて、ただ醤油がきついばかりで、だしのコクがなく、何がこんなに人気なのか、わからなかった覚えがあるのだが、今日初めてわかった、たしかにうまい。スープは、何だろうな、よくわからないが、背脂のためだけではない、複雑なコクがあって、そこにちょっと固めにゆでた、少し縮れた平打ち麺が、これは名人芸という感じだな、わずかに斜に構えたような風情をたたえて浮かんでいる。チャーシューもメンマも、それぞれが一緒になって、ラーメン全体の表情を作り出している感じがして、これは一級品だ。本店は、客の数が多いせいだろう、けっこうブレがあるとも聞くから、僕が前に食べたのはそういうことだったんだな。
餃子も、野菜より肉が勝った、固めの仕上がりで、こういう餃子、あまりないのだが、僕にはどんぴしゃ。全体として、完全に5つ星、広島の「すずめ」と並ぶ、名店だな。


2009-12-25

晩めし おでん

今日はスーパーで、牛すじに目の前で、2割引のシールが貼られたので、ほんとは別のものを作ろうかと考えていたのだが、急遽おでんに変更。牛すじは、圧力鍋で煮ると、ものの数分でやわらかくなるとのことだが、こうなったら意地で、ってほどでもないが、普通の鍋で、1時間、下ゆでした。この、牛すじのうまみがみっちり溶け出したゆで汁と、昆布かつおのだし、今日は「天然だしパック」というのを買ってみたのだが、とを半々で割って、酒みりん醤油で味を付けて、煮汁を作る。だし1リットルに対して、酒みりん醤油、それぞれ50CCずつにしてみたのだが、味見したときはバッチリと思ったが、出来たのを食べてみると、ちょっと薄いかな。酒のつまみにゃいいんだが、めしのおかずにはならないかも。しかしまあ、まだ初日で、味がきっちりしみていないから、明日になったら変わるかもな。

まず3、40分、コトコト煮て、それからさらに3、40分、火を止め、フタをしたまま冷ます。今日も、この断面を見よ、そこそこ味もしみたというわけだ。

しかし今日は、重大な過ちを犯したのだ。大げさ。ジャガイモを忘れたのだ。買い物したとき、何か大事なものを忘れている気がしたのだが、思い出せなかった。まあジャガイモは昨日食ったし、鍋が狭くて場所もなかったし、べつにいいんだが。あと、天然だしパックを使っても、だし昆布は入れるべきだったな。昆布はだしを取ったら、そのまま具になるからな。

酒は、今日はあまり、ノックアウトされてしまうわけにもいかなくて、どうしようか迷ったのだが、やはり、おでんには日本酒。白牡丹。この酒はうまいな。僕はやっぱり、甘い酒が好きだな。

2009-12-24

晩めし 骨付鳥

クリスマスなど僕には、何の関係もないのだが、そうそう無視するわけにもいかず、スーパーで安売りしてた、骨付きの鶏もも肉。塩コショウして、魚焼き用のグリルで焼いて、レモン汁をふりかける。付け合せは、ゆでジャガイモ。あとは、スーパーで買ったぶりの刺身、冷蔵庫に余ってた、カマンベールチーズ、塩ゆでブロッコリーと、冷やしトマト。定番の冷奴とほうれん草は、今日は洋風ということで、お休みしてもらったのだ。トマトは、和風洋風とも、対応可能でエライな。

ジャガイモは、ほんとは初めは、皮のまま、グリルで鶏肉といっしょに焼こうと思ったのだが、小さなグリルじゃ、ちゃんと火が通らないような気がして、皮のまま、水からゆでたのだ。ネットで調べたら、ジャガイモのゆで方、どれも、「竹串がスーっと刺さったら、ゆで上がり」と書いてある。ところが家には、竹串はおろか、つまようじもないのだった。

それでゆで時間を10分と決めて、包丁で半分にしてみたら、真ん中がまだ、ゆだっていない。仕方ないから、もう一回ゆで直したのだが、けっこうゆでたつもりだったが、食べてみたら、まだ固かった。

2009-12-23

晩めし スペアリブの醤油煮

今日はスペアリブが、広告の品で出ていて、どうやって食おうかと思ったが、結局、ぶり大根と全く同じやり方で、煮てみることにした。スペアリブは、熱湯にさっとくぐらせて、水で洗ってから煮る。大根は、下茹でせずに、そのまま。水と酒、醤油、本みりん、砂糖の割合は、5:3:1:1:0.5。今日は忘れずに、本みりんを買ったのだ。でもどうかな、僕の馬鹿舌では、ほんてりとの違いは、あまりよくわからないかも。まろやかな感じなのかな。酒は、賀茂鶴と亀齢の残ったやつだから、これは贅沢。

1時間、落し蓋をしてコトコト煮て、それからさらに1時間、フタをして、ゆっくり冷ます。この断面を見よ、とまた、大根を半分に割った写真をのせたが、けっこう中まで、味が染みてる。肉も、やわらかく煮えてうまいが、もうちょっと煮汁を煮詰めても、良かったかもな。ほんとは余して、一晩置いて食べるとうまいわけだが、1パック300グラムぽっちのスペアリブ、余裕で全部、食べちゃうな。

ほうれん草は、別皿でおしたしにしようと思っていたが、せっかく上等な煮汁があるので、一緒に盛って、こちらでおしたしにした。半熟ゆで卵は、鍋が小さいので一緒には煮ず、後から盛りつけただけだが、甘辛い肉にめちゃくちゃ合うな。

2009-12-22

晩めし ぶり大根

一昨日のぶり大根、冷蔵庫に寝かせてあったのを、もう一度食べるわけだ。この断面を見よ、とばかりに、箸で半分にわった大根の写真も載せてみたが、芯まで完全なる飴色。たまらんな。これは味がどうのこうのという以前に、味が染みている、ということ、そのものが、マニア的に嬉しいわけだが、もちろん味もうまい。楽しいな、煮物って。

酒は、アカプルコ、ウィスキーの麦茶割り。日本酒の方が、味としてはうまいんだが、眠くなるんだよな。実際過去、酒を飲んで意識が途切れたという、数知れぬ経験も、ほとんどが日本酒を飲んだときだし。あとテキーラ。逆にウィスキーは、飲めば飲むほど、眼が冴えてくる。よく映画で、気付け薬にウィスキー、飲ませているもんな。風呂も、熱いと眼が冴えるし、ぬるいと眠くなるし、人間ってのは、微妙なもんだな。結論はない。

小林秀雄全作品、「感想」という、ベルグソンという哲学者について書いてあるものが、下巻も半分近くにさしかかり、小林秀雄は今、ほとんどベルグソンが乗り移ったか、とばかりに、熱く語る状態になっているのだが、すごいな、ベルグソン。名前だけは、前から聞いていたのだが、こんなにすごいとは思わなかった。まさにコペルニクス的転換、太陽が地球の周りを廻っているかと思ったら、実は地球の方が廻っていた、というに匹敵することを、人間の「知覚」ということについて、しているんだな。あまりにすごくて、読みながら、心臓がドキドキした。

2009-12-20

晩めし ぶり大根

今日、12月20日は、「ぶりの日」なのだそうだ。スーパーのチラシに書いてあった。この頃は、新聞に折り込まれるスーパーのチラシも、いちいちチェックして、クーポンが付いてれば、切り取って使ったりするのだ。クーポンって、大した額じゃないんだが、使わないのも悔しいんだよな。それはいいが、ぶりの日、ぶりの漢字、「鰤」が、魚偏に師だから、師走に引っ掛けたということで、20日なのにも理由があったが、忘れた。ということで、今日はぶり大根。

いつもぶり大根を作るときは、このレシピを参考に、というか、ほぼその通りに作る。ぶりの下処理をきちんとするのと、アクをしっかり取るのが、ポイントなんだな。そうすると、ショウガを入れなくても、全く臭くない。本みりんを使うと書いてあるが、うちのはみりん風調味料。本みりん、買おうと思っていて、忘れた。とりあえず十分うまいが、本みりんにすると、やはり違うんだろうな。酒は、もうミツカンの料理酒は使わずに、飲んでる日本酒が半端にあまったのを、瓶にあつめて使っている。

きちんとおいしく出来たのだが、これはもちろん、まだ第1ラウンドなのだ。3、40分煮て、大根もいい色に染まっているが、表面だけで、割ってみると、中はまだ白いのだ。半分残しておいて、味がしっかりしみた、明日また食べるっつう寸法だ。

ぶり大根が煮上がるまで、他のつまみをつまんで待つ。冷蔵庫にあまった竹輪があったので、豆腐はやめようかとも思ったが、やっぱり買ってしまった。好きなんだな、僕は、冷や奴とほうれん草のおしたしと、冷やしトマトが。燗酒は賀茂鶴。

2009-12-19

晩めし サバ塩焼き

今こそ旬、真っ盛りのサバは、やはり時々食べておかなければいけないだろうということで、晩めしはサバの塩焼き。脂がのってて、うまいな、やはり。

水菜の上に、ゆで卵をのっけて、マヨネーズをしぼったというのは、冷蔵庫にある残り物を片付けなきゃ、ということで、こういう形になっているので、水菜とゆで卵という組み合わせに、これといった意味はないのだ。あとまだ、おでんに入れ忘れた竹輪が、冷蔵庫に入ったままになっているから、早く食っちゃわなくちゃな。

冷や奴、ほうれん草のおしたし、冷やしトマトの、常連3人組は、スーパーでいつも一応、豆腐じゃなくて、さつま揚げでもいいんじゃないかとか、ほうれん草じゃなく、他の青菜でもいいんじゃないかとか、トマトはなくてもいいんじゃないかとか、考えてはみるのだ。今日はレジの前まで行ったのを、わざわざ引き返して、もう一回ひと通り、眺め回してみたのだが、やはり結局、これになってしまった。

朝酒

今日は、いつも土曜日に朝ビールをする、「恵美」が休みなので、どうしようかと思ったのだが、自宅にて、朝ビールではなく、朝酒。自宅だから、チャリンコ漕いで帰る必要もないし。ビールというと、朝からでも、まだ多少、爽やかな感じもあるが、酒となると、よく駅のコンコースにある食堂とかで、こちらが朝めしを食ってる傍らで、熱燗をやってる、酒やけした、髪の毛ボサボサのおっちゃんがいたりするが、救いがない、ということになるな。しかし、朝酒は、その日一日を棒に振ることと引き換えに飲むわけだから、これほどうまいものはないのだ。

つまみは、塩ジャケと、白菜のおしたし、らっきょに梅干し。白菜のおしたしは、おしたしと言っても、茹でた白菜におかかと醤油をかけるだけだが、初めてやってみたのだが、やわらかくなった白菜が、甘くてうまい。

もうすでに、一合飲み終わろうとしていて、これは当然、もう一合いくな。でその後は、昼寝と決め込むわけだ。極楽極楽。

2009-12-18

晩めし おでん2

昨日のおでんの、残り半分。昨日は食べてる間も、ずっと煮ていたし、それから一日置かれたしで、すっかり味がしみて、いい感じになっている。ジャガイモはホクホク、大根も、真ん中までちゃんと、色が付いている。こうやって、二日に渡って、もちろん、もっとたくさん作れば、何日にも渡って楽しめるというのが、おでんのいい所だな。

しかし、おでんってのは、いつ頃出来たんだ。江戸時代かな。それとも明治かな。昭和ってことは、ないだろうな。煮物と鍋の、いいとこ取り、って感じだが、他に似たものを思い付かない、不思議な食べ物だよな。おそ松くんに出てくるのも、小池さんのラーメンと、ハタ坊のおでんだもんな。そう言えば、広島の場合、ラーメン屋でおでんは、定番だよな。

酒は、今日は日本酒はやめて、アカプルコ。日本酒、たしかにうまいんだが、あまりにノックアウトされてしまうんだよな。

昼めし 「キッチン&喫茶 コバ」


いつも行ってる「恵美」は、今日も休みのようで、おばちゃんにはゆっくり休んでもらいたいから、それは構わないのだが、週に2回から3回、通っている店が休みだと、どこに行こうか、ちょっと悩むのだよな。しかしそんな時こそ、新規開拓のチャンスと、心に密かに、期すものがあったのだが、ってそんな大袈裟なもんじゃないが、見つけたんだなあ、なんと。宮島街道の旧道沿いで、お好み焼き「セブン」の隣の喫茶店、これまでも何度も前を通りがかって、あ、喫茶店があるな、としか思っていなかったのだが、「食事とコーヒー」という看板に、ピンとひらめき、店の外から、中のメニューを覗いてみると、なんと、ラーメンがあるじゃないか。

早速入って、メニューを見ると、壁には中華系のメニューがずらりと並ぶが、その他に、ステーキからポークチャップから、フライ系やら丼物やら、和洋中、すべて揃った、かなりの本格派。できて30年ほどだそうだが、店主はどこぞで、修行したのだそうだ。一見の客に、詳しい話はしてもらえなかったが。色々食べてみたいと思うものもあったが、ここはとりあえず、ラーメン、450円、と、むすび100円2個を頼んでみた。

頼む前に、また痛い目に遭うのはイヤなので、「ラーメンはご自分でスープを取っているんですか」と、ちょっと失礼かとは思ったが、喫茶店だからいいかと思って聞いてみたら、そうだとのこと、実際このラーメン、完全に澄んだ、ほとんど臭みのない鶏がらだしで、これは広島流じゃない、東京流だな、かなり本格的。麺もやわらか過ぎることなく、ちょうど良い食べ応え。なかなかうまい。むすびは、1つは昆布、もう1つは梅干しで、その梅干しが、真っ赤で、シソの味がする、昔ばあちゃんちで食べたな、というような、懐かしい味。全体として折り目正しい、きちんとした料理で、とても満足した。

コバ (喫茶店 / 東高須、広電西広島(己斐)、高須)
★★★★ 4.0

2009-12-17

晩めし おでん

今日はほんとに寒かったから、あったかいものが食いたいと思ったのだが、鍋は僕みたいのが独りで、PCをパチパチしながらチビチビ酒を飲むには、イマイチ適当じゃないことがわかったので、何かいいものがないかと考えていたところ、あるじゃないか。おでん。僕はこれまでおでんには、あまり興味がなかったのだが、考えてみたら、おでんは、冬場のつまみの代表格ともいえる存在だよな。鍋みたいに、一気に食ってしまわないといけない、ってことはなく、テーブルの上で火にかけとけば、それだけ味がしみて、うまくなるって寸法。余れば次の日食べてもいいし。言うことないよな。

おでんはこれまで、一度も作ったことがなかったのだが、作り方とか、ちょっくり、本屋で立ち読みしてみると、まあ大根がやわらかくなるまで、普通に煮る、とか書いてあって、でもそうすると、ジャガイモが、煮崩れしてしまうよな。僕はおでんの具の中では、大根と玉子に次いで、ジャガイモが好きなのだ。よく飲み屋でも、ローソンなんかでも、煮汁を沸騰させずに、ずっと煮続ける、というやり方をしているわけだが、これはちょっと低めの温度で煮た方が、味がしみ込みやすいということと、ジャガイモの煮崩れを防ぐということと、両方の意味があるんだろうと考え、大根もジャガイモも、下茹でせずに、そのまま入れて、時々水を足しながら、しばらく沸騰させずに煮てみたのだ。しかしこれでは、煮崩れもしないかわりに、やわらかくもならないんだな。大根は早めに諦めて、途中で別鍋で煮たのだが、ジャガイモは、大丈夫かと思ってそのままにしたが、どうかな、ちょっと固いかな、でも煮崩れするよりはいいんだけど、という感じだった。このやり方でやるのなら、大根もジャガイモも、下茹でして入れた方がいいな。

まあしかし、うまいか、うまくないか、と言えば、当然、十分うまかったので、問題はないのだ。

酒は、賀茂鶴の燗。まさに今、これを書きながら、酔いが回りつつあるのだが、日本酒ってのは、アカプルコに比べると、やはり、クルな。細かいことが、どんどん考えられなくなり、これだけの文を書くのに、かれこれ1時間以上、かかっているのだ。急ぐわけじゃないから、いいんだが。

と、今、カセットコンロのボンベが、安全装置が働いたらしい、カチンと音を立てて外れて、火が止まった。ボンベを触ると、かなり熱くなっている。カセットコンロって、時間制限があるのか、知らなかったな。使いすぎると、爆発したりもするのかな。怖いな。