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2011-01-05

豚バラと水菜のみぞれ鍋

正月のために買い込んだ材料もほぼ使い切ったので、昨日はグルメシティに買い物へ。
魚はまだ市場が始まっていなかったのだろうな、新しいものがなく、肉を見てまわるのだが、僕はつくづく、牛肉には魅力を感じないのだな。

こないだある人と話をしていたら、京都の人は肉といえば牛肉で、鶏肉は「かしわ」という別の呼び方をするわけで、豚はほとんど食べないとのことだった。
肉じゃがに豚肉が入っていようものなら、怒り出す人もいるのだそうだ。

でも僕は、圧倒的に豚肉、次が鶏、牛肉はあまり買う気がしないのだな。

まず高いということがあるのだが、牛肉を食べるというと、すき焼きか肉じゃが、あの砂糖のたっぷり入った、甘辛くこってりした味に、僕はあまり魅力を感じないのだ。

味はたしかに上品で、クセがないわけだが、僕はまたこの上品でクセがないというのに、興味が湧かなかったりする。
自分が下品で、クセが強い性格だからだな。

というわけで、いろいろ見比べた結果、昨日もまた豚肉。
スペアリブおでんを食べきったばかりなのに、間髪入れずにまた豚肉とは、僕はほんとに豚肉が好きなのだなと、自分ながらに改めて実感した。

どうでもいいですね。

米国産のバラ肉と、京都産のコマ肉が、ほぼ同じような値段で売っていて、以前コマ肉でも、やはり国産肉のほうがおいしかった気がしたので、そちらを買ってみた。

そして作ったのは、水菜とあわせてみぞれ鍋。

豚肉は、熱湯にさっと通してアクを抜いておく。
これをやらないと、鍋を始めてから、大量のアクを取らないといけないことになるから、ひと手間よぶんにかかるように思えても、けっきょくこちらのほうがラクなのだ。

鍋にだし昆布と、湯通しした肉、水菜、それに豆腐を並べ、水を張りたっぷりの酒と淡口醤油で味を付け、大根おろしを汁ごとガバチョとのせる。
これを火にかけて出来上がり。

鍋に醤油を入れずに、ポン酢で食べるというのも悪くないが、そうするとどうも、せっかくのうまい汁を味わうということがなかなかできないし、ポン酢は食べてるうちに薄まるから、それを足すか足さないかいちいち考えるのも面倒くさく、食べながら何も考えずにすむこのやり方が、僕は好きなのだ。

でも今思ったのだが、こうやって鍋の汁に味をつけると、浸透圧的に考えると、汁が肉の中に入っていこうとするわけだから、肉のうまみが汁に溶け出すことを加速する働きがあるはずだよな。
昨日食べながら、時間がたつと肉がモソモソしてくるなと思い、これはバラ肉ではなく、コマ肉を使ったためであると思っていたのだが、そうではなく、汁に味をつけたためなのかも。

なるほどな、今度ポン酢を試してみることにしようっと。

酒は昨日は3合。