昨日のおっさんひとり飯は・・・。
スルメイカのパエリアでした。
スルメイカは、スペイン風に厳密に作ろうと思うと、
やはりちょっと敷居が高いんですが、
これをちょっと簡略化してやると、
ものすごく手軽に作れるようになるんですね。
まず簡略化の第一は、サフラン。
本場のパエリアファンの人とかは、
「パエリアはサフランの香りがないとダメだ」
とかいう人、多分いると思うんですが、
サフランは高いんですよね。
サフランがなくても、十分おいしく食べられるものになるし、
ご飯が黄色くなくても、日本人としては、まあ問題ないですよね。
それから簡略化の第二は、
トマトを炒めないこと。
スペインでは、トマトも炒めて入れるわけですが、
トマトを炒めると、汁気が出て米を炒める邪魔になるから、
どうしても一旦野菜を炒め、それを取り出して、
それから米を炒めて・・・、という手順が必要になる。
さらに炒めると、トマトの皮だけが残ってしまうから、
やはりトマトを湯剥きしないと、
見た目的にイマイチなことになる。
でもトマトは炒めず上に乗せれば、
炒める手順は1回で済むことになるし、
湯剥きも必要ないということなんです。
こうやってパエリアを作ると、
ただ順番に炒めて熱湯を入れ、
さらに具を上に乗せて炊くだけになりますから、
炊く時間だけはどうしてもかかりますが、
作るのはとてもとてもラクになります。
しかもパエリアは、見た目的には豪華になりますし、
野菜もわりと何でも使えるので、残り物整理にもなるし、
いいことずくめなんですよね。
というわけでスルメイカのパエリア、
小さなフライパンを使うと、一人分にはちょうどいいんですが、
オリーブオイルを多めに引き、弱めの火にかけて、
まずはニンニク1かけと玉ねぎ1/4個のみじん切りを炒めます。
2~3分じっくり炒め、玉ねぎが透き通ってきたら、
一口大の鶏肉150グラムを加え、色が変わるまで炒める。
米2/3カップを加え、さらに2~3分炒める。
米は1カップだと一人分には多いので、少なめにしました。
米よりちょっと多めの熱湯と、酒大さじ1、塩小さじ1を入れ、
かるく混ぜたら、
8等分のくし切りにしたトマト1個と、輪切り・ぶつ切りのスルメイカ、
スルメイカは昨日は、もう捌いたのを買って来ました、
それからヘタを取った甘長唐辛子とシメジをのせる。
甘長とうがらしはもちろん、ピーマンでもいいです。
フライパンのフタをして、まず弱火で15分。
それからさらに火を弱め、10分炊く。
ひとり飯なので、フライパンから直接食べる。
スルメイカの風味が広がって、これはほんとにウマイです。
昼にパエリアを食べたら、夜はまったくお腹が減らなかったので、
晩酌の肴はごくごく軽いものにしました。
梅じゃこの冷奴、
それに自家製らっきょうと、農家のおばさんの古漬け。
梅じゃこは、たたいた梅肉とちりめんじゃこ、
それにみりんとうすくち醤油をよく混ぜる。
最近ツイッターで、「酒は太るか」という話題になり、
というのは沢田研二がああやってブクブク太ったのが、
「酒が好きで飲み過ぎているせいだ」
という説を唱える人がいたからなんですが、
ぼくの経験によれば、酒はまったく太らないんですよね。
まあこれはたしかに、体質によるところもあるとは思いますが、
ぼくは酒はガブガブ飲んでますが、
体重は全然増えません。
中島らもとか、高田渡とか、
酒しか飲まなかったような人も、
ガリガリに痩せてますよね。
ただ酒を飲むのに、ツマミをあれこれ食べてしまうと、
たしかに体重は増えると思います。
特に炭水化物とか、脂っこいものとか、
食べ過ぎると一発ですよね。
昨日もパエリアを食べたら、夜もまったくお腹が減らず、
さらに今日になっても、まだそれほどお腹が減らない。
だからぼくの場合は、お腹が減っていなければ、
あまり食べないようにするということにはしています。
「おっさんの場合もう少し太ってもいいんじゃないの?」
年をとって、痩せ過ぎているのも貧相に見えるもんな・・・。
2013-07-12
2013-06-28
思っているより簡単にできる。
「あさりのパエリア」
昨日のおっさんひとり飯は・・・。
あさりのパエリア。
おととい朝まで飲んだおかげで、
昨日は昼ごろ起きてもまだ酒が、
頭のてっぺんから足の先まで残っている。
トイレへ行ったらまた布団にもどり、
そのまましばらく、前の晩のことを思い出しながらグズグズする。
「やはり20代は、30代とは若さが違うな・・・」
30代でも、50のおっさんに比べれば十分若いが、
30代になると、「自分の人生これでいいのか」と、
迷いはじめる人が多いと思う。
でも20代は、脇目もふらず驀進している。
「息子も驀進しているのかな・・・」
息子たちとはしばらく会っていないから、
どうしているのかよく分からない。
何とか起きだし風呂に入り、
出かける支度をした。
お世話になっている商店街の八百屋の、
おじいさんが亡くなった。
「お香典を持って行かないといけない・・・」
おじいさんは、ぼくが八百屋に行くと、
堀川ごぼうの起源やら、戦争中の体験やら、
あれこれ話しをしてくれた。
祇園祭のお神輿のときには、
宴会にも呼んでくれた。
昔気質の背筋がきちんと伸びた人で、
ぼくはおじいさんと話をするのが好きだった。
八百屋でお悔やみをし、カフェでブログを更新したら、
もう晩酌の支度をはじめる時間になった。
昨日は注文した「京永野無添加赤わいん」が届いていたので、
パエリアを作ることにしていた。
無添加赤わいんは、ぼくがよく行く京都四条大宮のバー「Kaju」で知ったもので、
出来立てを瓶詰めしていてグレープジュースのような味がする。
賞味期限が短いので、すぐに飲んでしまわないといけない。
パエリアは、アサリを入れることにした。
パエリアは米を研ぐ必要もなく、作るのがとても簡単で、
しかも肉類、魚類、野菜類、あれこれを入れることができるから、
ひとり暮らしの食事にはうってつけだとぼくは思う。
フライパンは20センチくらいの小さめのものを使うと、
米1カップを炊くのにちょうどいい。
1カップの米は、一食分にはちょっと多いが、
残れば翌日の昼飯にもなる。
多めのオリーブオイルをフライパンに入れ、
みじん切りのニンニク1かけと玉ねぎ1/4個を弱めの火で炒める。
昨日は冷蔵庫にセロリがあったから、それもみじん切りにして入れた。
2~3分炒めたら、鶏肉100グラムを入れて色が変わるまで炒め、
米1カップを研がずにそのまま入れる。
米も2~3分、じっくり炒める。
熱湯1カップと酒大さじ1、塩小さじ1を入れる。
熱湯は、普通のパエリアはもう少し多いほうがいいが、
アサリから水が出るので少なめにする。
8等分のくし切りにしたトマト1個、細切りにしたピーマン1個、シメジ、
それに塩水に1時間くらい浸けてよく洗ったアサリ200グラムをのせる。
フタをして、火加減を弱火にして15分。
さらに火を弱めて10分炊く。
ひとり暮らしだから、フライパンから直接食べる。
3分の1くらい残しておこうと思っていたが、
けっきょく全部食べてしまった。
昨日は晩酌の支度をしながら焼酎の薄い水割りを2杯、
晩酌しながらワインを2杯、
晩酌を終えてウイスキーを1杯飲み、
1時に寝た。
今朝目が覚めたのは、5時。
朝まで飲んだ翌日は、なぜか早く目が覚める。
二度寝したいと思ったが、できずに6時半に布団を出た。
今日はちゃんと仕事しないといけないね。
がんばるよ。
あさりのパエリア。
おととい朝まで飲んだおかげで、
昨日は昼ごろ起きてもまだ酒が、
頭のてっぺんから足の先まで残っている。
トイレへ行ったらまた布団にもどり、
そのまましばらく、前の晩のことを思い出しながらグズグズする。
「やはり20代は、30代とは若さが違うな・・・」
30代でも、50のおっさんに比べれば十分若いが、
30代になると、「自分の人生これでいいのか」と、
迷いはじめる人が多いと思う。
でも20代は、脇目もふらず驀進している。
「息子も驀進しているのかな・・・」
息子たちとはしばらく会っていないから、
どうしているのかよく分からない。
何とか起きだし風呂に入り、
出かける支度をした。
お世話になっている商店街の八百屋の、
おじいさんが亡くなった。
「お香典を持って行かないといけない・・・」
おじいさんは、ぼくが八百屋に行くと、
堀川ごぼうの起源やら、戦争中の体験やら、
あれこれ話しをしてくれた。
祇園祭のお神輿のときには、
宴会にも呼んでくれた。
昔気質の背筋がきちんと伸びた人で、
ぼくはおじいさんと話をするのが好きだった。
八百屋でお悔やみをし、カフェでブログを更新したら、
もう晩酌の支度をはじめる時間になった。
昨日は注文した「京永野無添加赤わいん」が届いていたので、
パエリアを作ることにしていた。
無添加赤わいんは、ぼくがよく行く京都四条大宮のバー「Kaju」で知ったもので、
出来立てを瓶詰めしていてグレープジュースのような味がする。
賞味期限が短いので、すぐに飲んでしまわないといけない。
パエリアは、アサリを入れることにした。
パエリアは米を研ぐ必要もなく、作るのがとても簡単で、
しかも肉類、魚類、野菜類、あれこれを入れることができるから、
ひとり暮らしの食事にはうってつけだとぼくは思う。
フライパンは20センチくらいの小さめのものを使うと、
米1カップを炊くのにちょうどいい。
1カップの米は、一食分にはちょっと多いが、
残れば翌日の昼飯にもなる。
多めのオリーブオイルをフライパンに入れ、
みじん切りのニンニク1かけと玉ねぎ1/4個を弱めの火で炒める。
昨日は冷蔵庫にセロリがあったから、それもみじん切りにして入れた。
2~3分炒めたら、鶏肉100グラムを入れて色が変わるまで炒め、
米1カップを研がずにそのまま入れる。
米も2~3分、じっくり炒める。
熱湯1カップと酒大さじ1、塩小さじ1を入れる。
熱湯は、普通のパエリアはもう少し多いほうがいいが、
アサリから水が出るので少なめにする。
8等分のくし切りにしたトマト1個、細切りにしたピーマン1個、シメジ、
それに塩水に1時間くらい浸けてよく洗ったアサリ200グラムをのせる。
フタをして、火加減を弱火にして15分。
さらに火を弱めて10分炊く。
ひとり暮らしだから、フライパンから直接食べる。
3分の1くらい残しておこうと思っていたが、
けっきょく全部食べてしまった。
昨日は晩酌の支度をしながら焼酎の薄い水割りを2杯、
晩酌しながらワインを2杯、
晩酌を終えてウイスキーを1杯飲み、
1時に寝た。
今朝目が覚めたのは、5時。
朝まで飲んだ翌日は、なぜか早く目が覚める。
二度寝したいと思ったが、できずに6時半に布団を出た。
今日はちゃんと仕事しないといけないね。
がんばるよ。
2013-05-29
ホタルイカのパエリア
昨日の晩酌は・・・。
ホタルイカのパエリア。
おととい買ったゆでホタルイカ、半分残っていたので、パスタにでも入れようかと思っていたのだけれど、ツイッターでホタルイカを洋風炊き込みご飯らしきものに入れているのを見て、「これにしよう」と思ったのだ。
最近、18センチの小さなフライパンが、1人分のパエリアを作るには、大きさもちょうどいいし、作るのもラクなことが分かり、パエリアを作るのが楽しくて仕方がなくなっている。
まずは中火にかけたフライパンに多めのオリーブオイルを入れて、みじん切りにした1かけのニンニクと1/4個の玉ねぎをじっくり炒め・・・、
ひと口大に切った鶏肉100グラムを、肉の色が変わるまで炒める。
生米1カップを洗わずそのまま入れてさらにじっくり炒め・・・、
熱湯1+1/4カップと塩小さじ1を入れる。
くし切りにしたトマト1個分、洗って目を取ったゆでホタルイカ、あとはアスパラだのシメジだのを上に乗せ・・・、
フタをして、弱火で25分炊く・・・。
一人だから、フライパンからそのまま食べる。
ホタルイカのうま味がしみたご飯がうまい。
ビールのアテにも最高っす。
ギターは、一人で練習しているばかりだと煮詰まるから、刺激のために動画を撮ってみた。
これを晩酌前に行った「スピナーズ」で、音楽活動では先輩の九十九一似の男性に見てもらったら、
「なかなか弾けるじゃないですか」
との反応。
でも人前で演奏するには、ギターが弾けるだけでは足りないそうだ。
「曲の合間のしゃべりで、きちんとウケを取っていかないといけないんですよ・・・」
たしかに九十九一も、以前見に行ったライブのとき、小ネタを繰り出し、会場の爆笑を誘っていた。
横にいた、ライブハウスで働いた経験をもつ男性も、
「45分の持ち時間で、3曲しかやらず、あとはずっとしゃべる人もいるくらい、ステージでのしゃべりは重要なんですよ」
とのこと。
ぼくはただ演奏すればいいだけかと思っていたから、これはまた課題が増えた。
「とりあえずライブハウスの飛び込みで、しゃべりの練習をしたらいいかもしれませんね」
と九十九一。
「関西は笑いには厳しいからね。」
捨て身で行かなくちゃな。
ホタルイカのパエリア。
おととい買ったゆでホタルイカ、半分残っていたので、パスタにでも入れようかと思っていたのだけれど、ツイッターでホタルイカを洋風炊き込みご飯らしきものに入れているのを見て、「これにしよう」と思ったのだ。
最近、18センチの小さなフライパンが、1人分のパエリアを作るには、大きさもちょうどいいし、作るのもラクなことが分かり、パエリアを作るのが楽しくて仕方がなくなっている。
まずは中火にかけたフライパンに多めのオリーブオイルを入れて、みじん切りにした1かけのニンニクと1/4個の玉ねぎをじっくり炒め・・・、
ひと口大に切った鶏肉100グラムを、肉の色が変わるまで炒める。
生米1カップを洗わずそのまま入れてさらにじっくり炒め・・・、
熱湯1+1/4カップと塩小さじ1を入れる。
くし切りにしたトマト1個分、洗って目を取ったゆでホタルイカ、あとはアスパラだのシメジだのを上に乗せ・・・、
フタをして、弱火で25分炊く・・・。
一人だから、フライパンからそのまま食べる。
ホタルイカのうま味がしみたご飯がうまい。
ビールのアテにも最高っす。
ギターは、一人で練習しているばかりだと煮詰まるから、刺激のために動画を撮ってみた。
これを晩酌前に行った「スピナーズ」で、音楽活動では先輩の九十九一似の男性に見てもらったら、
「なかなか弾けるじゃないですか」
との反応。
でも人前で演奏するには、ギターが弾けるだけでは足りないそうだ。
「曲の合間のしゃべりで、きちんとウケを取っていかないといけないんですよ・・・」
たしかに九十九一も、以前見に行ったライブのとき、小ネタを繰り出し、会場の爆笑を誘っていた。
横にいた、ライブハウスで働いた経験をもつ男性も、
「45分の持ち時間で、3曲しかやらず、あとはずっとしゃべる人もいるくらい、ステージでのしゃべりは重要なんですよ」
とのこと。
ぼくはただ演奏すればいいだけかと思っていたから、これはまた課題が増えた。
「とりあえずライブハウスの飛び込みで、しゃべりの練習をしたらいいかもしれませんね」
と九十九一。
「関西は笑いには厳しいからね。」
捨て身で行かなくちゃな。
2013-05-25
鶏肉のパエリア
昨日の晩酌は・・・。
鶏肉のパエリア。
実際に本場スペインでパエリアを食べたことがあるわけではないけれど、これまで何種類かの作り方で、パエリアを作ったことはある。
パエリアというと、具を何種類も入れ、作るのが大変だという印象があるけれど、最もシンプルに作るとしたらどういうものになるだろうかと考えてみた。
オリーブオイルでニンニクと玉ねぎを炒めるのは当然として、あとはご飯に洋風の味が付けばいいわけだ。
すると手っ取り早いのは、鶏肉とトマトだろうと。
チキントマト煮は黄金の味だし、この2つだけを入れれば、とりあえずは食べられるものになる気がする。
ただそれだけだとちょっと寂しいので、コク出しにソーセージ、色目として冷蔵庫に入っていたスナップエンドウを入れることにした。
トマトとスナップエンドウは、パエリアの普通の作り方を考えると炒めると思うのだけれど、今回は炒めずに、ご飯を炊くとき上に乗せるだけにした。
そのほうが、特にトマトは形が残って、見栄えがよくなる感じがする。
それからフライパンは、普通の大きさだと1人分には大きすぎるので、18センチの小さなのを使った。
今までこの小さなフライパン、あまり出番がなかったのだけれど、1人分のパエリア用にはまさにちょうどいい・・・。
まずはニンニク1かけと玉ねぎ1/4個のみじん切りを、たっぷりのオリーブオイルを入れて中火で炒め・・・、
玉ねぎが透き通ってきたら、ひと口大の鶏肉100グラムとぶつ切りにしたソーセージ2本をさらに炒める。
生米1カップを洗わずにそのまま入れてさらにじっくり炒め・・・、
熱湯1+1/4カップを入れる。
塩小さじ1を加え、そのまま1~2分、混ぜながら沸騰させたら・・・、
8等分のくし切りにしたトマトと筋をとったスナップエンドウを上に並べ、弱火にしてフタをし、25分炊く。
1人分だから、フライパンからそのまま食べる・・・。
味に不足はまったくなかった。
やわらかく煮えたトマトがまたうまい。
昨日は晩酌を終え、「スピナーズ」へ出かけた。
いつもは晩酌の前に行くスピナーズへは、金曜だけは、晩酌後に行くようにしている。
金曜は人が一番たくさん集まるから、晩酌の支度を気にすることなく、ゆっくり出会いを楽しみたい。
ただあまりにゆっくりし過ぎることがあるのが欠点なのだが、最近は適度に切り上げ、早めに帰れるようになっている。
店に入ると、カウンターの真ん中の席が空いている。
左の席には横山やすし似の男性、そして右の席には・・・。
千堂あきほ似の若い女性・・・。
若くてかわいい女性と見れば、猛アタックをかける横山やすしが、どうして千堂あきほと一席空けているのか不思議に思ったが、これからアタックをかけようとしているところだったのかもしれない。
「ここ座っていいですか・・・」
聞くと横山やすしは、ちょっと渋い顔をしたようにも思ったけれど、ぼくは「ラッキー」と思って千堂あきほの隣に座った。
ぼくは千堂あきほのことを、スピナーズで何度か見かけたことはあるけれど、まだ話したことはない。
話しかけるタイミングを見計らっていたら、ぼくが話しかけるより早く、横山やすしがぼくの頭越しに、千堂あきほに話しかける。
やはり想像通り、横山やすしは千堂あきほと、会話が盛り上がり始めていたところだったようだ。
2人は競馬の話をしている。
ぼくは競馬には興味がなく、知識も全くないから、会話に入れない。
適当に相槌を打ちながら、ウイスキー水割りの杯を重ねた。
やがて競馬の話がひとしきり終わり、ぼくも千堂あきほと少しずつ話しを始めた。
千堂あきほは、これまで女性の友達と、何度かスピナーズへ来ていたが、今日は初めて、勇気を出して、一人で来てみたのだそうだ。
「この年になっても、まったく出会いがなくて・・・」
アラサーの千堂あきほは、結婚願望はあるものの、もう今では焦りを通り越し、あきらめの境地に達しているという。
この手の恋愛話は、ぼくは得意中の得意。
イケメンバーテンのコウイチ君も、話しに入ってくる・・・。
「千堂さんはかわいいんだから、言い寄ってくる男も多いでしょう、ぼくにカノジョがいなかったら、ぜったいアプローチするんだけどな」
「ところがそうでもないんです、最近の男子は草食系というか、自分からアプローチして来ないで、受身の姿勢でいることが多いんですよ」
すると千堂あきほと同年代のコウイチ君が、そのことについて解説する。
「自分の仕事のこととか、収入のこととか、あれこれ考えてしまうと、女性へのアプローチをためらってしまうことになるんです・・・」
なるほど、よく言われる「草食系」とはそういうことかと、ぼくは合点がいった。
「それは君、順番が逆なんだよ。
恋愛で大事なのは、『好きかどうか』が一番で、あとのことは付き合ってから考えたらいいんだ。」
「言われてみたらその通りですよね」
と千堂あきほとコウイチ君。
「君たち、年も近いんだから、付き合ってみたらどうなんだ。」
それからぼくは、恋愛指南を2人に始め、絶好調と相成った。
こうなってしまうと、もう帰れない・・・。
それからどういう話の弾みか、その場にいた全員で移動して、「酒房京子」でカラオケをすることになり、ぼくも当然いっしょに参加。
延々と酒を飲み、歌い続けて、店を出たのは朝の5時半。
外はすっかり明るくなっていた・・・。
「盛り上がるとほんとに止められないんだね。」
この性格を何とかしたいよ。
鶏肉のパエリア。
実際に本場スペインでパエリアを食べたことがあるわけではないけれど、これまで何種類かの作り方で、パエリアを作ったことはある。
パエリアというと、具を何種類も入れ、作るのが大変だという印象があるけれど、最もシンプルに作るとしたらどういうものになるだろうかと考えてみた。
オリーブオイルでニンニクと玉ねぎを炒めるのは当然として、あとはご飯に洋風の味が付けばいいわけだ。
すると手っ取り早いのは、鶏肉とトマトだろうと。
チキントマト煮は黄金の味だし、この2つだけを入れれば、とりあえずは食べられるものになる気がする。
ただそれだけだとちょっと寂しいので、コク出しにソーセージ、色目として冷蔵庫に入っていたスナップエンドウを入れることにした。
トマトとスナップエンドウは、パエリアの普通の作り方を考えると炒めると思うのだけれど、今回は炒めずに、ご飯を炊くとき上に乗せるだけにした。
そのほうが、特にトマトは形が残って、見栄えがよくなる感じがする。
それからフライパンは、普通の大きさだと1人分には大きすぎるので、18センチの小さなのを使った。
今までこの小さなフライパン、あまり出番がなかったのだけれど、1人分のパエリア用にはまさにちょうどいい・・・。
まずはニンニク1かけと玉ねぎ1/4個のみじん切りを、たっぷりのオリーブオイルを入れて中火で炒め・・・、
玉ねぎが透き通ってきたら、ひと口大の鶏肉100グラムとぶつ切りにしたソーセージ2本をさらに炒める。
生米1カップを洗わずにそのまま入れてさらにじっくり炒め・・・、
熱湯1+1/4カップを入れる。
塩小さじ1を加え、そのまま1~2分、混ぜながら沸騰させたら・・・、
8等分のくし切りにしたトマトと筋をとったスナップエンドウを上に並べ、弱火にしてフタをし、25分炊く。
1人分だから、フライパンからそのまま食べる・・・。
味に不足はまったくなかった。
やわらかく煮えたトマトがまたうまい。
昨日は晩酌を終え、「スピナーズ」へ出かけた。
いつもは晩酌の前に行くスピナーズへは、金曜だけは、晩酌後に行くようにしている。
金曜は人が一番たくさん集まるから、晩酌の支度を気にすることなく、ゆっくり出会いを楽しみたい。
ただあまりにゆっくりし過ぎることがあるのが欠点なのだが、最近は適度に切り上げ、早めに帰れるようになっている。
店に入ると、カウンターの真ん中の席が空いている。
左の席には横山やすし似の男性、そして右の席には・・・。
千堂あきほ似の若い女性・・・。
若くてかわいい女性と見れば、猛アタックをかける横山やすしが、どうして千堂あきほと一席空けているのか不思議に思ったが、これからアタックをかけようとしているところだったのかもしれない。
「ここ座っていいですか・・・」
聞くと横山やすしは、ちょっと渋い顔をしたようにも思ったけれど、ぼくは「ラッキー」と思って千堂あきほの隣に座った。
ぼくは千堂あきほのことを、スピナーズで何度か見かけたことはあるけれど、まだ話したことはない。
話しかけるタイミングを見計らっていたら、ぼくが話しかけるより早く、横山やすしがぼくの頭越しに、千堂あきほに話しかける。
やはり想像通り、横山やすしは千堂あきほと、会話が盛り上がり始めていたところだったようだ。
2人は競馬の話をしている。
ぼくは競馬には興味がなく、知識も全くないから、会話に入れない。
適当に相槌を打ちながら、ウイスキー水割りの杯を重ねた。
やがて競馬の話がひとしきり終わり、ぼくも千堂あきほと少しずつ話しを始めた。
千堂あきほは、これまで女性の友達と、何度かスピナーズへ来ていたが、今日は初めて、勇気を出して、一人で来てみたのだそうだ。
「この年になっても、まったく出会いがなくて・・・」
アラサーの千堂あきほは、結婚願望はあるものの、もう今では焦りを通り越し、あきらめの境地に達しているという。
この手の恋愛話は、ぼくは得意中の得意。
イケメンバーテンのコウイチ君も、話しに入ってくる・・・。
「千堂さんはかわいいんだから、言い寄ってくる男も多いでしょう、ぼくにカノジョがいなかったら、ぜったいアプローチするんだけどな」
「ところがそうでもないんです、最近の男子は草食系というか、自分からアプローチして来ないで、受身の姿勢でいることが多いんですよ」
すると千堂あきほと同年代のコウイチ君が、そのことについて解説する。
「自分の仕事のこととか、収入のこととか、あれこれ考えてしまうと、女性へのアプローチをためらってしまうことになるんです・・・」
なるほど、よく言われる「草食系」とはそういうことかと、ぼくは合点がいった。
「それは君、順番が逆なんだよ。
恋愛で大事なのは、『好きかどうか』が一番で、あとのことは付き合ってから考えたらいいんだ。」
「言われてみたらその通りですよね」
と千堂あきほとコウイチ君。
「君たち、年も近いんだから、付き合ってみたらどうなんだ。」
それからぼくは、恋愛指南を2人に始め、絶好調と相成った。
こうなってしまうと、もう帰れない・・・。
それからどういう話の弾みか、その場にいた全員で移動して、「酒房京子」でカラオケをすることになり、ぼくも当然いっしょに参加。
延々と酒を飲み、歌い続けて、店を出たのは朝の5時半。
外はすっかり明るくなっていた・・・。
「盛り上がるとほんとに止められないんだね。」
この性格を何とかしたいよ。
2013-02-22
テレビ撮影後の晩酌。
「イカのスペイン風」「スペイン風オムレツ」
こんにちは!ご訪問いただきありがとうございます。
このブログは50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思うところも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。
昨日は「大阪ほんわかテレビ」の撮影でした。
テレビに撮影されるなど初めてだったぼく。
小さなワンルームにディレクター、AD、カメラマン、照明さん、音声さん、それにレポーターの女性と6人もの人たちが詰めかけて、テレビはやはり、ずいぶんたくさんの人によって作られるものだと改めて実感。
また時間もかかるもので、当日の放送時間は5分の予定なのだけれど、撮影時間は丸々6時間。
打ち合わせや移動、台本を作ったりする時間を含めれば、さらにその倍の時間はかかっていると思います。
すごい労力ですね。
まずはぼくのマンションで、レポーターの人とのやり取りを撮影。
4品作り、まあお世辞は多々あるにせよ、どれもそれなりに好評だったのでよかったす。
レポーターの女性はさすがプロ、愛想もよく、気配りも細やかで、思わず惚れそうになりましたけれど、もちろんそんなことはオクビにも出しませんでした。
当り前だ。
それから場所を移動して、急遽借りたワンルームマンションで調理シーンと完成料理の撮影。
提供の関係で、カセットコンロが使えないからです。
一日で、4品の料理を2度も作るのは、さすがにちょっと疲れましたが頑張りました。
5分とはいえ調理シーンも完成料理もかなり時間をかけて撮ってもらいましたので、放映が楽しみです。
放映は、3月3日の予定。
「常識はずれのことをする注目株」というようなコーナーで、4人が登場するうちの1人になるみたいです。
関西ローカルの番組ですので、他の地域の人は申し訳ないことに見られませんが、関西にお住まいの方は、ぜひ見ていただけたらと思います。
撮影が終わり、家に帰って晩酌。
撮影のために用意したスルメイカが余ったから、イカのスペイン風。
イカのスペイン風は檀一雄レシピで、非常に簡単に作れながら、しかも考えられないほどうまいという、ぼくがこれまで作った料理の中でもダントツにオススメの逸品。
昨日も撮影で2回作りましたが、簡単にできるのでまた作るのは苦ではありません。
用意するのはスルメイカと酒と塩、オリーブオイルと赤唐辛子、鷹の爪。
スルメイカはワタも使うので、新鮮であることが絶対条件です。
新鮮なスルメイカを見分けるポイントは、胴が濃い茶色であることで、念のためお店の人に、「ワタは塩辛にできるか」と聞いてみるのがいいと思います。
スルメイカは胴の内側にタテに入っている軟骨と、足の根元にあるくちばし1対を外し、そのままハシから、足はぶつ切り、胴はワタや墨袋を残したまま輪切りにする。
器に入れ、塩ひとつまみとコショウ少々、酒少々を揉み込んで、そのまますぐに炒めてもいいけれど、できれば30分以上置いておくと味がいい。
フライパンに多めのオリーブオイルと鷹の爪、叩き潰したニンニクを入れ、強火にかける。
煙がモウモウと立ってきたら漬け込んだイカとバター少々を入れ、あとは30秒から1分ほど、イカがぷっくりと赤くなるまでサッと炒め、味を見て塩加減すれば出来あがり。
これはほんとにうまいっす。
昨日は焼酎お湯割りでしたが、ほんとはワインにバケットで食べるとさらにうまいです。
あとはスペイン風オムレツ。
イカのスペイン風はあまりに強烈な味のため、他が和食のメニューだと、まったく不釣り合いになってしまいます。
まずは5ミリ幅くらいに切ったジャガイモを、たっぷりのオリーブオイルで揚げ焼きする。
つづいて同じ油で、細切りの玉ねぎを炒める。
ジャガイモと玉ねぎは、卵3~4個を溶きほぐしたところに入れ、ひとつまみの塩にコショウ少々で味つけする。
小さいフライパンを弱めの中火で熱してたっぷりのオリーブオイルを引き、卵の液を入れる。
じっくり火を通し、下面にこんがりと焼き色がついたら、皿を上からかぶせ、ひっくり返して一旦皿に受け、それをフライパンに滑りこませて反対側を焼く。
放射状にカットして食べる。
これも大変うまいっす。
あとは菜の花のスペイン風。
浅漬の菜の花が冷蔵庫に入っていたので、それにオリーブオイルとレモン汁をかける。
「ぼくもテレビに映るんだよね。」
昨日も人気者だったよな。
このブログは50歳バツイチ独身ひとり暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心に、ひとり暮らし生活のあれこれを気ままに書き連ねているものです。
「どうか」と思うところも多々あるとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。
昨日は「大阪ほんわかテレビ」の撮影でした。
テレビに撮影されるなど初めてだったぼく。
小さなワンルームにディレクター、AD、カメラマン、照明さん、音声さん、それにレポーターの女性と6人もの人たちが詰めかけて、テレビはやはり、ずいぶんたくさんの人によって作られるものだと改めて実感。
また時間もかかるもので、当日の放送時間は5分の予定なのだけれど、撮影時間は丸々6時間。
打ち合わせや移動、台本を作ったりする時間を含めれば、さらにその倍の時間はかかっていると思います。
すごい労力ですね。
まずはぼくのマンションで、レポーターの人とのやり取りを撮影。
4品作り、まあお世辞は多々あるにせよ、どれもそれなりに好評だったのでよかったす。
レポーターの女性はさすがプロ、愛想もよく、気配りも細やかで、思わず惚れそうになりましたけれど、もちろんそんなことはオクビにも出しませんでした。
当り前だ。
それから場所を移動して、急遽借りたワンルームマンションで調理シーンと完成料理の撮影。
提供の関係で、カセットコンロが使えないからです。
一日で、4品の料理を2度も作るのは、さすがにちょっと疲れましたが頑張りました。
5分とはいえ調理シーンも完成料理もかなり時間をかけて撮ってもらいましたので、放映が楽しみです。
放映は、3月3日の予定。
「常識はずれのことをする注目株」というようなコーナーで、4人が登場するうちの1人になるみたいです。
関西ローカルの番組ですので、他の地域の人は申し訳ないことに見られませんが、関西にお住まいの方は、ぜひ見ていただけたらと思います。
撮影が終わり、家に帰って晩酌。
撮影のために用意したスルメイカが余ったから、イカのスペイン風。
イカのスペイン風は檀一雄レシピで、非常に簡単に作れながら、しかも考えられないほどうまいという、ぼくがこれまで作った料理の中でもダントツにオススメの逸品。
昨日も撮影で2回作りましたが、簡単にできるのでまた作るのは苦ではありません。
用意するのはスルメイカと酒と塩、オリーブオイルと赤唐辛子、鷹の爪。
スルメイカはワタも使うので、新鮮であることが絶対条件です。
新鮮なスルメイカを見分けるポイントは、胴が濃い茶色であることで、念のためお店の人に、「ワタは塩辛にできるか」と聞いてみるのがいいと思います。
スルメイカは胴の内側にタテに入っている軟骨と、足の根元にあるくちばし1対を外し、そのままハシから、足はぶつ切り、胴はワタや墨袋を残したまま輪切りにする。
器に入れ、塩ひとつまみとコショウ少々、酒少々を揉み込んで、そのまますぐに炒めてもいいけれど、できれば30分以上置いておくと味がいい。
フライパンに多めのオリーブオイルと鷹の爪、叩き潰したニンニクを入れ、強火にかける。
煙がモウモウと立ってきたら漬け込んだイカとバター少々を入れ、あとは30秒から1分ほど、イカがぷっくりと赤くなるまでサッと炒め、味を見て塩加減すれば出来あがり。
これはほんとにうまいっす。
昨日は焼酎お湯割りでしたが、ほんとはワインにバケットで食べるとさらにうまいです。
あとはスペイン風オムレツ。
イカのスペイン風はあまりに強烈な味のため、他が和食のメニューだと、まったく不釣り合いになってしまいます。
まずは5ミリ幅くらいに切ったジャガイモを、たっぷりのオリーブオイルで揚げ焼きする。
つづいて同じ油で、細切りの玉ねぎを炒める。
ジャガイモと玉ねぎは、卵3~4個を溶きほぐしたところに入れ、ひとつまみの塩にコショウ少々で味つけする。
小さいフライパンを弱めの中火で熱してたっぷりのオリーブオイルを引き、卵の液を入れる。
じっくり火を通し、下面にこんがりと焼き色がついたら、皿を上からかぶせ、ひっくり返して一旦皿に受け、それをフライパンに滑りこませて反対側を焼く。
放射状にカットして食べる。
これも大変うまいっす。
あとは菜の花のスペイン風。
浅漬の菜の花が冷蔵庫に入っていたので、それにオリーブオイルとレモン汁をかける。
「ぼくもテレビに映るんだよね。」
昨日も人気者だったよな。
2012-11-03
スペイン風ポトフ
昨日のオムレツがまだ残っているから、今日も引きつづきスペイン料理。
スペイン風ポトフ。
作り方は死ぬかとおもうくらい簡単。
鍋に豚スペアリブと鶏手羽元、ニンニク、ローリエを入れ、たっぷりの水を張って火にかける。沸騰したらアクをとり、弱火でコトコト1時間煮る。
塩コショウで味をととのえ、ゴロゴロに大きく切ったカブとキャベツ、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、缶詰のガルバンゾ(ひよこ豆)を入れて20分。
フォークで穴をあけたチョリソーとカブの葉を入れて10分煮る。
スペインでは具は皿に盛ってメインにし、スープは別にスープ皿によそうとのことだけれども、僕はおでん式に一緒くたにしてしまう。
粒マスタードを添える。好みでオリーブオイルや酢をかける。
ホクホクのカブ。
煮くずれる寸前のジャガイモ。
肉と野菜のうまみがたっぷりとしみ出たスープ。
晩酌を終えたら、四条大宮「スピナーズ」。
そろそろ出かけようと思っていると、九十九一から電話が来る。
「今日は来ないんですか・・・」
こうしてわざわざ電話をもらえるのはありがたい。
店へ入ると、九十九一と桐島かれんがカウンターに並んですわっている。
僕は桐島かれんの隣にすわる。
「あれ、今日は和久井さんはいないんですか」
「風邪をひいて寝てるみたいです」
「それは残念、ぜひまたダブルデートしたいと思ってたのに」
九十九一と桐島かれんのカップルは、すっかり安定感を増しているように僕には見える。
桐島かれんは、いかにも幸せそうという様子。
九十九一も、桐島かれんを頼りにしているのが伝わってくる。
「ブログに、和久井さんと会えないと不安になると書いているでしょう、あれ僕も男としてよくわかりますわ」
「九十九さん、私に1時間おきに電話してきたりするものね」
やがて話は、自分の死に方についての話になる。
「僕は酔生夢死が理想ですわ・・・」
九十九一は仲間にかこまれて楽しく一生を送り、ある日、
「じゃ、オレは明日死ぬから」
と宴会をひらいて死にたいのだという。
それを聞いていた桐島かれん、
「私はもう、明日死んでもいいわ・・・」
「おまえ、そんなことを言うのは自分の子供やまわりの人にたいして無責任じゃないのか」
と九十九一。
「でも私はいま幸せだから、幸せなまま死にたい・・・」
隣には草彅剛似の男性がぽつねんとしていた。
「年上の女性とはその後どうなの」
と話しかける。
「パーティーに誘われているけど仕事で行けそうにないし、進展はないんですよ・・・」
そこで僕は、彼女の作り方についてうんちくを披露する。
「おまえ、学生時代に学年で100人くらいの女性はいただろう、その中で好みの女性は何人いた?」
「3人くらいです」
「そうすると、30人の女性に会わないと、好みの女性には出会えないということなんだよ」
「なるほど」
「さらに自分が好みの女性のうち、相手も自分を好きになってくれるのが10人に1人の割合だとすると、相思相愛の相手を見つけるには300人の女性に会わないといけない計算になる」
「たしかに」
「だから合コンでも何でもして、とにかくガンガン、女性に会っていくのが大事なんだよ」
「おっさんはいま彼女がいますから、説得力がありますね」
そこへ熊の男性が口をはさむ。
「でもあまり合コン慣れしてしまうと、かえってマイナスになることもあるんだよ。それより君は、取引先の会社とかに女性はいないのかい」
「いますけど、おばさんばかりなんです」
「そのおばさんを狙うのが大事なんだ。1人のおばさんの背後には、だいだい5人は、若い女性がいる。取引先に気の利いたお菓子でも持っていっておばさんに気に入られれば、若い女性を紹介してくれたりするものなんだよ」
「ふむふむ」
「1人のおばさんの背後に5人の女性がいる。さらにその5人の女性の背後にも、5人の友だちの女性がいる。それを4回たどるだけで、5の4乗だから600人を超える女性と知り合いになれることになる」
「なるほど、ゴキブリ理論ですね。それはいいな」
話も盛り上がり、そろそろ帰ろうかとお勘定をしていたら、マスターのキム君の奥さん、江角マキコ似の女性が僕の隣に来た。
先日のブログに、
「キム君は女性にモテたがっている」
と書いたことが、ショックだったのだそうだ。
「こういう職業についている男性の妻として、仕方ないことだと思うんですけど・・・」
「そんなことありません、配慮が足りなくて申し訳ありませんでした。」
僕はお詫びに、江角マキコにお酒を1杯おごり、しばらく話をさせてもらった。
「でもおかげで、キム君といろいろ話ができて、夫婦の絆がつよまってかえってよかったです」
「いえいえ、ほんとにすみません」
しおらしい江角マキコがかわいくなり、僕は江角マキコと腕を組む。
するとキム君がつかつかとやってきて、
「僕の最愛の妻ですからやめてください。」
おこられた。
そうこうしているうちに、九十九一といっしょに店を出た桐島かれんがもどってきた。
「九十九さんはもう寝るらしいけど、私は今日は、まだ飲みたいんだ。」
僕もそのまま居残ることになり、桐島かれんの勢いにあおられてさらに焼酎お湯わりを2杯飲む。
店を出たのはまたしても朝の6時、あたりはもう明るくなっていた。
「おっさんいい年して元気だね」
さすがにもうフラフラだよ。
スペイン風ポトフ。
作り方は死ぬかとおもうくらい簡単。
鍋に豚スペアリブと鶏手羽元、ニンニク、ローリエを入れ、たっぷりの水を張って火にかける。沸騰したらアクをとり、弱火でコトコト1時間煮る。
塩コショウで味をととのえ、ゴロゴロに大きく切ったカブとキャベツ、ニンジン、ジャガイモ、玉ねぎ、缶詰のガルバンゾ(ひよこ豆)を入れて20分。
フォークで穴をあけたチョリソーとカブの葉を入れて10分煮る。
スペインでは具は皿に盛ってメインにし、スープは別にスープ皿によそうとのことだけれども、僕はおでん式に一緒くたにしてしまう。
粒マスタードを添える。好みでオリーブオイルや酢をかける。
ホクホクのカブ。
煮くずれる寸前のジャガイモ。
肉と野菜のうまみがたっぷりとしみ出たスープ。
晩酌を終えたら、四条大宮「スピナーズ」。
そろそろ出かけようと思っていると、九十九一から電話が来る。
「今日は来ないんですか・・・」
こうしてわざわざ電話をもらえるのはありがたい。
店へ入ると、九十九一と桐島かれんがカウンターに並んですわっている。
僕は桐島かれんの隣にすわる。
「あれ、今日は和久井さんはいないんですか」
「風邪をひいて寝てるみたいです」
「それは残念、ぜひまたダブルデートしたいと思ってたのに」
九十九一と桐島かれんのカップルは、すっかり安定感を増しているように僕には見える。
桐島かれんは、いかにも幸せそうという様子。
九十九一も、桐島かれんを頼りにしているのが伝わってくる。
「ブログに、和久井さんと会えないと不安になると書いているでしょう、あれ僕も男としてよくわかりますわ」
「九十九さん、私に1時間おきに電話してきたりするものね」
やがて話は、自分の死に方についての話になる。
「僕は酔生夢死が理想ですわ・・・」
九十九一は仲間にかこまれて楽しく一生を送り、ある日、
「じゃ、オレは明日死ぬから」
と宴会をひらいて死にたいのだという。
それを聞いていた桐島かれん、
「私はもう、明日死んでもいいわ・・・」
「おまえ、そんなことを言うのは自分の子供やまわりの人にたいして無責任じゃないのか」
と九十九一。
「でも私はいま幸せだから、幸せなまま死にたい・・・」
隣には草彅剛似の男性がぽつねんとしていた。
「年上の女性とはその後どうなの」
と話しかける。
「パーティーに誘われているけど仕事で行けそうにないし、進展はないんですよ・・・」
そこで僕は、彼女の作り方についてうんちくを披露する。
「おまえ、学生時代に学年で100人くらいの女性はいただろう、その中で好みの女性は何人いた?」
「3人くらいです」
「そうすると、30人の女性に会わないと、好みの女性には出会えないということなんだよ」
「なるほど」
「さらに自分が好みの女性のうち、相手も自分を好きになってくれるのが10人に1人の割合だとすると、相思相愛の相手を見つけるには300人の女性に会わないといけない計算になる」
「たしかに」
「だから合コンでも何でもして、とにかくガンガン、女性に会っていくのが大事なんだよ」
「おっさんはいま彼女がいますから、説得力がありますね」
そこへ熊の男性が口をはさむ。
「でもあまり合コン慣れしてしまうと、かえってマイナスになることもあるんだよ。それより君は、取引先の会社とかに女性はいないのかい」
「いますけど、おばさんばかりなんです」
「そのおばさんを狙うのが大事なんだ。1人のおばさんの背後には、だいだい5人は、若い女性がいる。取引先に気の利いたお菓子でも持っていっておばさんに気に入られれば、若い女性を紹介してくれたりするものなんだよ」
「ふむふむ」
「1人のおばさんの背後に5人の女性がいる。さらにその5人の女性の背後にも、5人の友だちの女性がいる。それを4回たどるだけで、5の4乗だから600人を超える女性と知り合いになれることになる」
「なるほど、ゴキブリ理論ですね。それはいいな」
話も盛り上がり、そろそろ帰ろうかとお勘定をしていたら、マスターのキム君の奥さん、江角マキコ似の女性が僕の隣に来た。
先日のブログに、
「キム君は女性にモテたがっている」
と書いたことが、ショックだったのだそうだ。
「こういう職業についている男性の妻として、仕方ないことだと思うんですけど・・・」
「そんなことありません、配慮が足りなくて申し訳ありませんでした。」
僕はお詫びに、江角マキコにお酒を1杯おごり、しばらく話をさせてもらった。
「でもおかげで、キム君といろいろ話ができて、夫婦の絆がつよまってかえってよかったです」
「いえいえ、ほんとにすみません」
しおらしい江角マキコがかわいくなり、僕は江角マキコと腕を組む。
するとキム君がつかつかとやってきて、
「僕の最愛の妻ですからやめてください。」
おこられた。
そうこうしているうちに、九十九一といっしょに店を出た桐島かれんがもどってきた。
「九十九さんはもう寝るらしいけど、私は今日は、まだ飲みたいんだ。」
僕もそのまま居残ることになり、桐島かれんの勢いにあおられてさらに焼酎お湯わりを2杯飲む。
店を出たのはまたしても朝の6時、あたりはもう明るくなっていた。
「おっさんいい年して元気だね」
さすがにもうフラフラだよ。
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