今日の晩酌は・・・。
韓国料理を作ることにする。
まずはキムチチゲ。
韓国でホームステイした時に、ホストのお母さんが作ってくれたキムチチゲは、豚肉にキムチ、それに豆腐だけのシンプルなものだったけれど、今日はそれに舞茸を加えることにする。
それにチジミ。
スルメイカを入れる。
キムチチゲ。
キムチチゲはキムチの味が決め手だから、韓国食材店で汁のたっぷり入ったやつを買ってきた。
キムチチゲにするには、キムチは発酵が進んで酸っぱくなったもののほうがうまい。
買ってきたキムチは使うぶんを取り分け、作り始めるまで常温に置いておく。
豚コマ肉を鍋にひき、その上にキムチを汁も一緒にたっぷりのせる・・・。
こうしておくことで肉に下味をつける。
10分ほどしたら、フタをした鍋を弱めの中火にかける。
豚肉がくっつかないようによくほぐして、10分ほど蒸し焼きにしてさらに豚肉に味をつける。
水を入れ、弱火で30分ほど煮る・・・。
このキムチチゲはキムチだけで味を付けるから、水を多く入れすぎキムチの味がうすまらないよう気を付ける・・・。
キムチがトロトロになったら、豆腐の水分を見越して塩を多めに入れ、ゴマ油をひとたらしする。
豆腐と舞茸をひと煮する。
舞茸のキムチチゲ。
次はチジミ。
ぶつ切りにしたスルメイカ、ざく切りにしたニラ2分の1把、細く切った玉ねぎと長ネギ、ニンジンそれぞれ2分の1、卵1個、塩ひとつまみ、ゴマ油少々、小麦粉カップ2と水250ccを入れ、よく混ぜる・・・。
フライパンにたっぷりのゴマ油を中火で熱し、タネをうすく伸ばして両面を揚げ焼きする。
ゴマ油はたっぷりのほうが、衣がサクッとしてうまい。
イカのチジミ。
タレは酢醤油に韓国唐辛子。
あとはほうれん草ともやしのナムル。
それぞれさっとゆで、ゴマ油と塩、おろしたニンニクで味付けする。
いただきます。
サクサクの衣・・・。
キムチはトロトロ。
和久井映見は、おっさんの生活のことを心配している。
自分があまりいつも一緒にいると、おっさんはするべきことができなくなるから、すこし時間を空けるようにした方がいいのではないかと言う。
おっさんは、それもわからなくはないと思う。
たしかに自分は、和久井映見と一緒にいる時間があまりに速く過ぎていくから、ついやらないといけないことを疎かにしてしまいがちなところはある。
でも自分は、和久井映見を生活の中心にすえることに決めたのだから、和久井映見といつも一緒にいながらも、生活が成り立つやり方を考えていきたい・・・。
「生きていくのもラクじゃないね」
おまえはいいな、苦労がなくて。