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2013-04-17

鯛そうめん、「老婆の晩酌」

昨日の晩酌は・・・。


鯛そうめん。



昨日から俄に「オン・ザ・麺」に凝り出したぼく。
炒め物に続き、
「煮魚を蕎麦に乗せたらおいしいだろう」
と思ったわけなんです。
それで鯛あらとゴボウを買ったんですが、考えてみたら、
鯛の煮付けは、そうめんに乗せる「鯛そうめん」が、定番中の定番。

そこで今回は、奇をてらわずに、
定石通りに行くことにしました。



鯛あらは、サッと湯通しし、水でよく洗う・・・。


特にウロコを徹底的に取るのがポイントです。



鍋にだし昆布を敷き、鯛あらと、厚めのささがきにしたゴボウを入れ・・・。


水カップ1、酒と砂糖、みりん大さじ3を入れ、
煮立てて軽くアクを取ったら落としブタをし、強めの中火で5分煮る。

さらに醤油大さじ3を入れ、5分煮る・・・。



ゆでて水で洗い、さらに熱湯で温めたそうめんの上に乗せ、煮汁をかける・・・。


これがウマイのは、言うまでもないっすね。



あとは生節の酢の物。


ほぐした生節と、塩もみし、洗ったキュウリ、もどしたワカメを三杯酢で和える。



それから今日のおにぎりは・・・。


梅昆布茶のおにぎり。
ご飯をお茶で炊き、叩いた梅肉と塩昆布を混ぜ込む。






このところツイッターで、自作料理の写真をいろいろ眺めているのはすでに書いた通りなんですが、
中で非常にオススメのものがあるんです。

ぼくはこれを見て、「ドキューン」と完全にノックアウトされてしまったわけなんですが、

「老婆の晩酌」

というシリーズ。

岡田俊希さんという、瀬戸内海の島に住む57歳の男性が投稿されているもので、
87歳のお母さんのために、岡田さんが作られた料理の写真なんですね。



岡田さんは、べつに飲食業の経験があるわけでもなく、
「料理は下手の横好き、酒の肴作りの延長です」
とご謙遜されますが、まずその料理がどれもウマそう。

「こういうものを毎日食べてみたいものだ」と、つくづく思います。

またこれを90歳近いご老人の女性が、
晩酌の肴にしているというのが、
何とも言えない風情がある。

酒器もきれいで、これはご自身で焼いているものもあるようですし、
さらに写真も、iPhoneで撮影しているそうですが、
どれも本当に洒落ている。



今回、岡田さんから、写真をいくつか、このブログで公開する許可をいただきましたので、
皆さんにもぜひご覧いただきたいと思います。



ぼくがまず初めに見たのがこれ・・・。


お寿司を岡田さんが握ったのかどうかは分かりませんが、
老人の女性が、お寿司を肴に晩酌しているというのは、
贅沢な感じがしますよね。



その「老婆」というのが、この方。


いかにも堂々とした飲みっぷり。



瀬戸内海の島にお住まいですから、刺身の写真はよく登場します。


ご友人にもらった鯛とのこと。



天ぷら。





サンマ塩焼き。





肉ジャガ。





これは肉なのでしょうか、魚なのでしょうか・・・。


千切りキャベツの上に、無造作に乗せられているのがいい。
また肴に合わせてお酒が変わるところもいいですよね。



鍋もよく登場しますが、どれもウマそう・・・。





このおでん、豆腐にウィンナーが入っているのがたまらないです。





また「老婆シリーズ」は晩酌ばかりでなく、
朝ご飯」や昼ご飯なども登場します。



納豆釜玉うどん。


この「ドロリ」とした感じと、パリッとした刻みネギがいいっすよね。



親子丼。


卵が生だというところに悶絶。



洋食メニューも多く、またどれもおいしそうです。





デザートも・・・。





というわけで、
今回ここで紹介したのはごくごく一部で、
まだまだおいしそうな料理の写真がたくさんあります。

また岡田さんは他にも、島の風景や花など、
きれいな写真をいくつも公開なさっていますから、
ぜひこちらから、ご覧いただけましたらと思います。



「上には上がいるものだね。」


ほんとにな。