昨日の晩酌は・・・。
ソーミンチャンプルー。
昨日は昼からコンサートへ出かけ、
夜まで延々と飲み食いをしていたので、
家に帰っても何も食べないつもりでいたんですが、
酒を飲むと、なぜか小腹が減るんですよね。
それでソーミンチャンプルーをサクッと作ったという話。
ソーミンチャンプルーは沖縄の料理で、そうめんを炒めたもの。
そうめんを炒めるって、こちらの感覚でいうと、あまり考えられないのではないでしょうか。
でもそうめんは、ただゆでるだけより、炒めるとさらにおいしくなるんです。
これは焼きソバやチャーハンがおいしいというのと同じ話で、
炭水化物一般にいえることなのではないかと思うんですよね。
もちろん炒めるときに具を入れて味付けするから、
その味がしみておいしくなるというのもありますが、
それだけではありません。
麺の味自体が、甘みとモチモチ感が増しておいしくなる。
これは、麺を過熱する「温度」が、関係あるのではないかと思うんですけどね。
ご飯でも、「高温で炊いたほうがおいしい」というじゃないですか。
ゆでたり炊いたりするより、炒めたほうが高温になるわけですからね。
それからソーミンチャンプルーは、
具としてツナ缶と、「ニラ」を入れるのが定番です。
「ツナ缶とニラ」の組み合わせも、
こちらの感覚でいうとあまり思いつかないのではないかと思うんですが、
これがいかにもエスニックな味になるんです。
沖縄はやはり、台湾や東南アジアが近いですから、
そちらの影響を受けているのだなと感じます。
ただ昨日はニラがなかったので、冷蔵庫にあった青ねぎを使いましたが、
これはこれで、十分おいしく出来上がります。
味つけは塩コショウだけ。
作るのもとても簡単です。
それでは早速やってみたいと思います。
まずはそうめんを、少し固めにゆでる・・・。
ザルに上げ、よく水洗いして水を切っておく。
フライパンを強火で熱し・・・、
よく温まったらツナ缶と、ザク切りの青ねぎ(ニラ)を入れる。
ツナ缶が油漬けのものなら、油は引かなくて大丈夫。
ゆでたそうめんを加え・・・。
塩コショウして1~2分炒めれば出来あがり。
炒めた麺は、酒によく合います。
昨日は冷や酒でしたが、本当ならビールが最高っす。
昨日行ったのは、音楽サークル「ダイムコンサート」のライブ。
ダイムコンサートは、アリスの大ヒット曲「今はもうだれも」の作詞・作曲者として知られる佐竹俊郎氏が、
1966年、立命館大学の学生時代に発起人となってスタートしたもので、
ザ・フォーククルセイダーズ、杉田二郎、ばんばひろふみ、尾崎亜美なども、
ダイムコンサートのメンバーとして活動を継続しながら、プロデビューを果たしたのだそうです。
途中15年ほどの休止期間もありながらですが、現在に至るまで活動が継続され、
昨日は64回めのライブだったとのこと。
法人化などはされておらず、有志によって運営されているそうで、
それでこれだけ活動が継続するのは、すごいことだと思います。
そのダイムコンサートに、ぼくがいつも行くバー「スピナーズ」の飲み友達が参加していて、
彼も出演するというので、ぼくも応援ついでに行ってきたという話。
ロック好きのぼくは、フォークおよびカントリーを中心としたライブには、
行くのが初めてだったので、
色々と興味深かったです。
ダイムコンサートのメンバーは、現在では60代が中心。
一番若いのが、46歳のぼくの友達だそうです。
ちょっと「同窓会」のような雰囲気で、
出演者はもちろん、観客も身内の人が多いのでしょう、
和気藹々とした、居心地のよい雰囲気にあふれていました。
メンバーの中には、初代フォーククルセイダーズの一員だった人や、
プロデビュー経験を持つ人たちもおり、
またやはり京都で活動を開始したフォークグループ「あのねのね」の原田伸郎氏も、
観客として来ていたりしました。
基本的に全グループ、アマチュアですが、
ライブ活動を精力的に行うグループ、プロミュージシャンをバックに出演するグループもあり、
全体としてレベルは、かなり高いと思いました。
ぼくの友達は、エレキギターとウッドベースをバックにボーカルとして登場。
いつもスピナーズで、ポロポロと歌うのは聞いていましたが、
ステージ上で見るとまた迫力があり、
曲の合間の「しゃべり」もきちんと観客の笑いを取り、大したものです。
あと特に印象的だったのは、トリで登場した「Sweing Tee's」。
衣装や振り付けをきちんと揃え、ショーアップされたステージを展開し、
コーラスもきれいで、ちょっと「マンハッタン・トランスファー」のよう。
「あの人達はプロではないか」と思ったくらいだったのですが、
やはりアマチュアなのだそうです。
友達の口利きで、ライブのあとの打ち上げにも参加させてもらいました。
打ち上げでも、さすが音楽サークル、
メンバーの人達が入れかわり立ちかわり登場しながら、ずっと演奏が続きます。
ステージ上では光り輝いている人たちも、打ち上げで近くで見ると、
こういう言い方をするのは言葉がちょっと悪いですが、
あえて言わせてもらえば、普通のおじさんやおばさん。
でもその普通のおじさんやおばさんが、
こうして自分が輝くことができる場を持てるのは、
素敵なことだと思いました。
「おっさんもやりたくなっちゃうでしょ。」
いやいやトンデモナイよ。