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2011-02-13

鯖ずし、常夜鍋

土曜日は、千本出世稲荷下にある「源八鮨」で昼酒をすると、このごろは、もうほとんど決まっている。

鯖ずし。いまはサバが旬で、脂がのりまくっているから、これは何度食べてもほんとにうまい。

あとは鉄火巻きと、イカしそ巻き。

ハマグリが入った赤だし。

以上でからだもあたたまり、腹もふくれて、お勘定は1,800円。

昨日はとなりで、50代後半とおぼしき地元のおっちゃん二人づれが話しているのが、聞くともなしに聞こえてきたのだが、「タイへ行くのもいい」と言っている。「もうこの年になったら、エイズになっても、それが発症するより、寿命のほうが先にくるのではないか」とのこと。

あと「サハリンなど北方領土は、観光化されていないから、穴場」なのだそうだ。

遊びというのも究めてしまうと、ここまでいってしまうということなのだな。

そのあとは床屋へ行き、待望の奈美悦子似の奥さんに、ひげ剃り、洗髪をしてもらい、あまりの気持よさに悶絶。

家に帰って昼寝。


晩酌は、このごろはすっかり、池波正太郎の影響をうけ、「小鍋だて」にハマっていて、昨日は常夜鍋。

豚肉とほうれん草を煮て、ポン酢で食べるという簡単なもので、一説には旧制高校の学生がはじめたともいわれている。毎晩食べても飽きないということから、この名前がついたのだそうで、向田邦子もこれが好物だったという。

豚肉はなんでもいいが、昨日は国産のコマ肉。だいたい安いし、へたなアメリカ産のバラ肉よりも、こちらのほうがうまい。

水にだし昆布と、酒をどぼどぼと入れ、豚肉とほうれん草、それに昨日は豆腐を煮た。

ポン酢は醤油に、ポッカレモン100。

ただこれは、昨日やって、あらためて思ったのだが、ほうれん草というのはかなり強烈なアクがあるから、こうやって生のほうれん草を煮るようにすると、後半になるとそのアクが煮汁に出てしまって、あまりおいしくなくなってしまう。途中で一回、煮汁をかえるか、またはほうれん草を、さっとゆでて使うようにしないといけないのかもな。

酒は佐々木酒造の「聚楽菊」、昨日は燗をつけてみた。でもそれで、とくべつ味が変わるということもなかったから、あとは常温で、けっきょく2合半。


源八鮨

佐々木酒造



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