〔バーの楽しみ方(1)〕バーには「自分に合うバーと合わないバー」があるだけだ。
〔バーの楽しみ方(2)〕まずは近所のバーをひと通り回ってみるのがオススメである。
〔バーの楽しみ方(3)〕バーでは別に黙っていてもいいのである。
〔バーの楽しみ方(4)〕バーの雰囲気は千差万別なのである。
からの続きです。
バーは男女が出会う場所の一つであるのは間違いがない。
もし「女性(または男性)と出会いたい」と思うのなら、
バーに数ヶ月通っていれば、必ずいい相手が見つかると思う。
ただそれには、ぼくは自分の経験から、いくつかのポイントだと思うことがあり、
それをこれから、何回かに分けて書いてみたい。
ぼくは男だから、「女性と出会う場合のポイント」ということになるのだけれど、
第一に大事だと思うことは、女性と出会いたいと思っても、
まずは男性の常連客と仲良くなり、バーに居場所を見つけることが先決だ
ということである。
◆男性と仲良くなって初めて、バーに居場所が見つかる
ぼくは去年の春頃から近所のバーにあちこち顔を出すようになったのだが、
しばらくのうちは、バーで他のお客さんとどのように話したらいいのか、
暗中模索が続いていた。
バーテンが他のお客さんとの橋渡しをしてくれる東京のやり方に慣れていたから、
それなしに他のお客さんと話さないといけない京都のやり方に
なかなか慣れなかったということもあるけれど、
結局のところバーに、自分と気の合う、同年代の、男性の飲み友達が見つかると、
「やり方」や「話し方」などは関係がなくなり、
急にバーに通うのが楽しくなったのである。
「女性と出会いたい」と思っていても、意中の女性とそうそうすぐに
出会えるというわけではない。
やはりある程度の期間、バーに通い続けて、多くの女性に接する必要がある。
だから女性のことはとりあえず横に置いておいて、
まずはバーに通うことそのものが楽しくならないと、その先はないのであって、
それには女性ではなく、男性のお客さんと仲良くなることが、
大事なことだと思うのである。
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◆バーに居場所があると協力が得られる
さらにバーに居場所があると、女性と出会うことについても、
マスターや他のお客さんが、陰に陽に、協力してくれるということもある。
良さそうな相手がいると、さり気なく席を変わってくれたり、
会話を上手くつないでくれたりするのである。
ぼくが前の彼女が初めて「スピナーズ」へ来た時、隣り合わせることになったのは、
マスターのキム君が配慮してくれて、ぼくの横にいたお客さんと
席を交換してくれたからだ。
その翌週に、前の彼女とまた隣り合わせに座ったのだけれど、
それは僕の隣にいたお客さんが、気を利かせて席を替わってくれたからだった。
こうして、お店の人やまわりのお客さんが、自分が女性と出会うことについて
協力してくれるのか、してくれないのかは、大きな差となって現れる。
協力してもらえるようになるためには、まずは男性のお客さんを中心として、
常連さんときちんとした人間関係をむすぶ必要があるのである。
「女性に対しては、どうやって振る舞ったらいいのかな。」
次はそれを書くことにするよ。