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2010-07-30

蒲田ナイト


蒲田で泊まるときは、宿はいつもカプセルホテル。値段がビジネスホテルの半額ということも大きいが、ビジネスホテルのいいところは、プライバシーが確保されるってことだけで、椅子も小さくゆったりできないし、風呂も狭いし、それだったらカプセルで大きな風呂とサウナに入って、広い休憩室でくつろいだ方がいいというのが僕の考え。またこの蒲田駅東口にある「カプセルインカマタ」は、館内や風呂は広々して、わりときれいだし、ロッカールームがカプセルのすぐ脇にあるのも便利で、またカプセルの数が多いので、下段をとった場合、まず上段に他人が入ってくることがなく、幾多のカプセルの中でも、わりと上位に属するのじゃないかと思う。

夕方早めにチェックインして、まずはひと風呂。2週間前に夜行バスで東京に来て、足がむくんで以来、右足のふくらはぎが痛かったのだが、恒例のサウナ→水風呂→ふつうの風呂を3セットくらいやったら、一気にほとんど治った。なんだ、そんな簡単なことだったのか。最近暑いから、シャワーばかりで風呂に入っていなかったからな。


晩飯は息子ふたりと焼肉。クチコミサイトで蒲田の一番人気の焼肉屋「京城亭」。テーブル2卓に座敷が2卓の小さな店だが、神戸牛を置いているのと、希少部位を多数置いてあるのがウリらしい。


初っぱなからいきなり飛ばして、ガツガツ食い続ける欠食児童2名を前にして、こちらは早くも戦意喪失、ホルモンとキムチでマッコリをがぶがぶ飲んでた。神戸牛と黒毛和牛で二人が満腹になって、僕はマッコリを5合ほど飲んで、お勘定は15,000円。思ったより安かった。

それから上の息子の行きつけのバー、そんな生意気なものがあるわけだが、そこでさらに飲み、僕は調子にのってべらべらしゃべってた。蒲田西口の通りを西に真っすぐ、ちょっと行ったあたりにある、「チャーリー」という店。バイト先の仲間と来るらしいが、アメリカンな雰囲気で、店員の感じもよく、なかなかいいところ。「息子がまたお世話になると思いますがよろしく」とか、父親ぶってあいさつしといた。


夜も遅くなっていたので、息子ふたりはここで帰して、僕はさらに蒲田の街へ。角にすらっとしたかわいいオネエちゃんが立っていたので、声をかけたら韓国人、スナックビルの4階にある「花胡蝶」という店に案内された。オネエちゃんはたまたま韓国人だったが、ママや他のオネエちゃんは中国人で、オープンしてまだひと月ほどらしい。韓国のオネエちゃんと、いい雰囲気になってきたなと思ったら、オネエちゃんは家が遠いというので帰宅、代わって座った中国人のチーママに、完全に骨抜きにされてふらふらになっていたら、これも家が横浜だというのであっさり帰宅。なんだよ、薄情だな、ってなもんだったが、いやしかし、これ僕京都にいなかったら、絶対かよってたな。中国人は捨て身で体当たりしてくるから、ほんとに危ない。2時間半ほどいて、梅酒を8杯飲ませて、14,000円。この手の店としては安かった。しかし安いというのは、よけい危ないということなのだ。


最後に店員も、客の大半も中国人という中華料理屋「香楽園」で、ラーメン。太めの平打ちの縮れ麺で、けっこううまかった。480円。


サウナにもどって、チェックイン時に生ビールセットというのを注文してしまっていたので、さらにビールを一杯飲み、ヘベレケになって就寝。めでたしめでたし。