昨日のおっさんひとり飯は・・・。
ラーメンと餃子で昼ビール、夜は軽い肴をつまんで晩酌。
土曜日は「新福菜館三条店の日」と決まっていて、ブログの更新が終わると、
足が自然に堀川三条へと向かって歩いてしまう。
毎回同じものしか頼まないから、店に入ると店員が「いつもんで?」と訊いてくれ、
肯くと自然にビールとキムチ、それに餃子が出てくるようになっている。
しかしここはさすが京都、東京なら3回立て続けに店に通えば、
もう常連扱いされるようになるけれど、この店で常連扱いされるようになるまで、
毎週通って1年半の月日がかかった。
ちなみに今では親しくしてもらっている四条大宮のバー「Kaju」も、
打ち解けた感じになるまで1年以上はかかっている。
常連といっても、店員と特別話しをしたりするわけではない。
黙々とビールを飲み、餃子をつまみ、ラーメンを啜るだけである。
実際のところ、この店でお客さんが店員と話しているのを見たことがない。
お店の人も、客あしらいは一切なく、ただ黙々とラーメンを作り、運んで、
お金をもらっている。
しかしそれは、この店がそれだけ、味に自信があるからなのだろう。
ぼくも毎週行かなければ気が済まないラーメン屋など、初めてのことである。
そして毎週必ず、餃子を食べてはあまりの幸せ感に涙が出そうになり、
ラーメンを食べればこの上ない満足感にノックアウトされ立ち直れなくなる。
どういうふうにこの味を維持しているのか分からないが、
まったく凄いことだと思う。
昼にラーメンを食べたから、夜は軽い肴だけで晩酌。
油揚げと万願寺は焼き網で焼き、油揚げにはおろしたショウガ、万願寺には
削りぶしをのせ、ポン酢醤油をかける。
ナスは輪切りにしてサッと2~3分塩ゆでし、からし酢醤油で和えて
削りぶしをかける。
冷奴にはみょうがと一味、そしてやはりポン酢醤油。
それに冷やしトマト。
気がついたら昨日も全部酸っぱいものになってしまった。
ところが昨日は、飲みはじめた時間が少し早めだったからか、肴を全部
平らげてしまってもまだ飲み足りない。
そこでさらに、肴を作った。
納豆と梅干しの玉子焼き。
納豆はよく練って、添付のタレで味つけする。
卵とちぎった梅肉、ねぎ、削りぶしを加え、かき混ぜて、みりんとうすくち醤油で
味をつける。
サラダ油少々を引いたフライパンで焼く。
ポン酢醤油をたらりとかけて食べてみたらうまかった。
玉子焼きを食べ終わってもまだ飲み足りなかったから、
冷蔵庫に半分残してあった豆腐を引っ張りだし、冷奴にしてさらに飲んだ。
ようやく眠くなってきた頃には、半分ほどは入っていたはずの黒霧島一升が、
もうほとんど空になってしまっていた。
「適当なところで切り上げられるといいんだけどね。」
オレもそれができればどんなにいいだろうと、いつも思うよ。