夏はやはりゴーヤチャンプルー、なのか、ということで作ってみたわけだが、ゴーヤチャンプルー、これまで何度か作ってきているのだが、その結果、僕なりの考えというものが出来てきているのだな。
まず材料だが、本格沖縄料理ではSPAM、成型肉の缶詰を使うらしいが、それより普通の豚肉の方がうまいと思う。SPAMはかなり塩辛いので、炒め物に使うと味付けも難しいし。で他に材料は、もちろんゴーヤ、それに木綿豆腐と卵。
それでまず、豆腐は水切りとかしなくていいから、1センチ厚さくらいの座布団みたいな形に切って、それをサラダ油をしいて中火でじっくり焼く。きつね色の焦げ目がついたら裏返して、反対側も焦げ目をつける。こうした方が、炒めている途中でただ豆腐を入れるより絶対うまいし、焼いてるうちに水も抜けるから、水切りの必要もなくなる。
次に卵なのだが、塩ひとつまみを入れてよく溶いたものを、ここで入れる。豆腐の上からかけるようにして、混ぜたりしないでそのまま火を通し、途中で鍋を返して、反対側を焼く。玉子はかたまりの食感があったほうがおいしいし、豆腐と合体すると、さらにおいしいと思う。火が通ったら皿に出しておく。
次に豚肉、そして半分に割ってワタを取り、薄切りにしたゴーヤをサラダ油で強火で炒める。肉は炒めるとき、軽く塩コショウを振る。火が通ったら、これも皿に出しておく。
それで最後に味付けなのだが、鶏がらだしの素みたいなものを使うのは癪だし、しょうゆとショウガとかつお節という、沖縄オリジナルの組み合わせ、というか和風の王道だよな、も試してみたのだが、これは完全に好みだと思うが、僕的にはイマイチで、やはりニンニク、ショウガにゴマそして塩、という、中華系の味付けが、いちばんうまいんじゃないかと思う。ゴーヤの強烈なクセも、ニンニクとショウガでかなり緩和されるし。
ということで鍋にゴマ油をちょっと多めに入れ、ここにみじん切りにしたニンニクとショウガ、ニンニクは多めのほうがおいしいと思う、ちなみに今日は4かけ分、明日大丈夫かな、を入れて、弱火で火を通し、油にニンニクとショウガの風味が移ったら、火を強火にして、先ほど皿に出しておいた豚肉とゴーヤ、豆腐と玉子を戻し入れ、鍋を返して油を回し、塩コショウをふる。皿に盛ったらさらにゴマをふる。
いや悪いんですけど、かなりうまいっす。