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2009-05-31

我馬 三篠本店

この「我馬(がばと読む)」店主は博多一風堂で修行してこちら広島で店を開き、既に何店舗か支店があるから、かなりの商売上手だ。
一風堂の方はもちろん、全国に展開する大チェーン店で、こちらを遥かに上回る大商売上手なわけだが、僕はラーメンを食べるのに、別にうまい商売のやり方を学びたいわけではなく、そのラーメンを作る人というのが、ラーメンに対してどんな考え方を持っているのか、またその人が暮らすその土地、広島なら広島、がどんな考え方を持った場所なのか、を知りたいと思っているから、一風堂にしてもこの我馬にしても、今まであまり興味はなかった。
いや今でも実際あまり興味はないのだが、最近ちょっと、旧来からある伝統的なラーメンではなく、ここ10年位なのだろうか、に生まれてきた新しい考え方のラーメンに興味が湧いてきたので、その一員と考えられなくもない一風堂や我馬についても、自分の中できちんと位置付けておきたいと思って、今日訪ねてみたというわけなのだ。

店を入ると、「いらっしゃいませ」から始まって、とにかく店員が声を出す声を出す。・
「餃子入りました」「はーい」
「チャーハン出します」「はーい」
「はーい」というのは、他の店員全員が返事をするのだ。
今風のオペレーションだよな。
ていうか、既にちょっと古いか?
僕なんかからしたら一々うるさいのだが、店員の士気を保つために必要なのだろう。
また全員が、沖縄アクターズスクール張りの、異常にさわやかな笑顔。
弥七のオヤヂの作り笑いとはえらい違いだ。
みんな「チームの一員」とかいう感じで、誇りとか持ってたりするんだろうな。

メニューは「赤うま」というのと「白うま」というのがあって、赤いのはオリジナルの味、白いのは元々の味、ということらしい。
一風堂でもこちらでも、今まで赤いのしか食べたことがなかったので、今日は白を頼んでみることにした。
それに生ビールと餃子を注文。

生ビール。
ジョッキには店名入り。
こだわってるな。

博多一口餃子。
羽根付きというのが今風だな。
それに、写真では切れてしまったが、ゆず胡椒が付いてくる。
餃子自体の味はとくべつどうということはないのだが、ゆず胡椒がとてもよく合う。
洒落てるな、いちいち。

白うま。
チャーシュー2枚と木くらげ、もやしに青ねぎ。
これで630円は安いな。
味は、プレーンな博多ラーメンを洗練させた、という感じのもの。
トッピングの木くらげがそれを象徴してるな。
スープもきっちりコクがあるが、臭みはない。
麺もプリプリ。

店員が連呼する中でビールを飲み、疲れがまだ回復していないせいかとは思うが、一杯だけなのに悪酔いしてしまい、家に帰ったら気持ち悪くなってしまった。