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2008-09-13

広島本通 カレー ガリバー


本通りからちょっと入った、ひろしま国際ホテルの前にある、カウンター10席ほどの小さな店。
2階が厨房になっているようで、そこでソースなどを仕込んでいるのだろう。

店のカウンターには若いお兄ちゃんと、おばあちゃん。
このおばあちゃん、ご飯をよそう役なのだが、年だからだろう、手つきがちょっとおぼつかない。
しかしお兄ちゃんは怒りもせず黙って見ているので、先代の女将さんか何かなのかも。

お兄ちゃんはカレーを仕上げるのだが、基本のソースがあって、ここに牛肉とか、ポルトガルソーセージとか、エビやベーコンやナスやきのこや、そういうものをメニューに応じて入れ、ひと煮して出すようになっている。
辛さは0から5までの6段階、これもそこで調整するのだろう。



「ポルトガルソーセージのカレー(ナス入り)」840円、中辛100円。
辛さをつけると100円取られるようになっている。
小さなサラダがついてくる。

ご飯は黄色く色がついている。
サフランライスなのか、何なのか。
カレーとよく合う、水分の少ない固めのご飯だ。

カレーは、ひとことで言うと、きちんと手がかけられているカレー。
カレーの味で、僕が一番のポイントだと思うのは、ていねいに炒めた玉ねぎの味。
これはたぶん、材料費はかさむし時間はかかるしで、省略される場合が多いのではないかとおもう。
カレー業界のことは詳しくないので分からないが。
しかしここではきちんと玉ねぎの味がした。

それから果物が何か入っている。
これも僕的にはポイントが高い。
カレーは味がどうしても肉々しくなるので、そこに果物が入っていると、世界がひとつ広がるような所があるとおもう。

中辛でもけっこう辛いのだが、スパイスの香りはあまりせず、唐辛子のような辛さ。
世の中にはスパイスの香りだけさせてインドカレーを標榜するものも多いとおもうが、それって醤油を入れれば日本料理、というようなもので、あまり感心しない。
むしろスパイスの香りが立ちすぎないようにする方が、上品であると僕は思う。

いずれにせよ、大変おいしいカレーでした。

ガリバー (欧風カレー / 立町)
★★★★ 4.0

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