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2008-09-13

七田式が子供の脳を破壊


突然ですが、七田式。

9月11日(木)に発売された週刊文春によると、早期教育をうけた幼児が体調をくずしたり、心身症におちいったりする例が続出し、問題になっているそうだ。

0歳から3歳までの子供を対象とした「超早期教育」というのがあるそうで、それ自体すごい話だが、それを受けた3歳の子供が、あるとき突然、
「一喜一憂、一喜一憂、一喜一憂」
「吉田松陰、高杉晋作・・・」
と壁にむかって一心不乱に、念仏のように唱えつづけたり、別の2歳の子は、夜な夜な「ギャーッ」という近所中に響きわたるような奇声をあげて、泣くようになったのだという。

「フラッシュカード」というものがあって、絵や漢字が書かれており、それを0歳から3歳の子供にむかって、0.5秒に1枚の速さで次々にめくって見せ、子供たちはそれにあわせて早口で読み上げていく。
大量のカードをフラッシュして見せることにより、右脳が活性化するということなのだそうだ。

早期教育はもともと、ソニーの創業者である故・井深大が、『幼稚園では遅すぎる』という凄い題名の本を出版して提唱し、「公文式」と「七田式」が代表格として実践してきた。
ところがだんだんその弊害が大きいことが分かり、公文式は早期教育を積極的には薦めないようになったのだが、七田式は学習プログラムを全く変えることなく、早期教育をつづけてきた。

独り言や奇声の子供たちが通っていたのも、七田チャイルドアカデミー、専門家からも、七田式にはメンタルな問題をかかえてしまう子が多いと言われており、七田式が進出した韓国でも、児童に問題が多発して教室の一部を閉鎖したりもしたそうだ。

今は核家族だし、子供を生んだばかりのお母さんって、子供をどうやって育てたらよいのか、自信がないんだと思う。
3歳にもならない子供の目の前でカードをめくり続けることなど、拷問にも等しいことだが、もっともらしい説明をされてしまうと、それも分からなくなってしまうのだろう。

変なものには引っかからないよう、気をつけなければいけないですね。


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