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2009-02-15

中の棚 「みよし食堂」

国際ホテルと八丁堀の間の飲食店街にある、いかにも「昔ながらの」という感じのする食堂。
創業して48年だと書いてある色紙が、店内に飾ってあった。
僕が生まれる前からやっていたことになる。
大したものだな。

和洋中の、始めた当時はご馳走だったろうな、それを各種取り揃えている。
その他一品料理が、店内の棚から自分で取っていけるようになっている。

店頭に「ラーメン」(ああ、ここは「中華そば」じゃないんだな)の提灯がある店なので、当然まずラーメンを食べてみたいと思ったが、その他に餃子とライスを頼もうと思って、「ラーメン定食」700円と、ギョウザ400円を頼んだのだが、

ラーメン定食には結構たくさんおかずが付いていて、上の真ん中の開いた所にはギョウザが2個、付いてくる筈だったのだが、ギョウザを別に頼んだものだから、きゅうりの酢の物に変えてくれた。
でもそれなら、これだけで十分だったな。

ギョウザは一品料理になるみたいで、たぶん棚から取ってくるものなのだな、焼きたてではなく、すでに冷たくなっていた。

さてこのラーメンだが、スープ、薄い。
豚骨と鶏がらを合わせてあるのじゃないかと思うが、そのだしも薄くて、あまりコクがなく、また醤油の味も薄いから、関東出身の濃い味に慣れている僕としては、ちょっと拍子抜けするような味だった。
でも昔の西日本のラーメンって、こちらのうどんとかのだしを考えると、こういう感じだったんだろうな。

麺は太さは中くらい、よくある広島の中華そばよりちょっと太目の、黄色くてあまり縮れていない、ぷりぷりしたやつ。
チャーシューはもも肉、しっかり味がある。
それにしゃきしゃきもやしに青ねぎ。
いかにも昔からのラーメン、そのままです、という風情だった。

まあしかし、こういう店は、これで良いのだろう。
古い店と言っても、内装などもきちんときれいで、おばちゃんも明るく、お客さんも和気あいあいとした感じで、いい雰囲気だった。
若いお兄ちゃんやお姉ちゃんも、結構食べに来ていたし。
頑張ってまだまだこれから、長く続けてもらいたいな。

みよし食堂 (定食・食堂 / 立町、八丁堀、胡町)
★★★☆☆ 3.0