さんまを煮付けてみたいとは前から思っていて、恵美でも食べたのだが、コトコト長い時間煮ると、さんまは骨まで食べられるようになるのだ。ってつい最近知ったことを、さも昔から知っているかのように知ったかぶりするのが、僕の癖なわけなのだが。恵美のおばちゃんも、それには1時間くらいは煮るのだと言っていたし、今日マダムジョイ鮮魚コーナーのおいちゃんに聞いたら、2時間と言っていて、圧力鍋を使えば短い時間で済むらしいが、僕はそのような文明の利器は持っていないし、なので普通にさっと、煮付けることにした。
しかし味はこってりめ。煮汁はカップ1の水に酒1/2カップ、砂糖大さじ3、みりん大さじ3、ちなみにこの大さじというのは、計量スプーンじゃなく、普通のカレーとかを食べるスプーンです、それに薄切りのショウガ一かけ分、強火の中火にかけて沸騰したら、頭を落として半分に切って、はわわたをかき出したさんまと、軽く下ゆでしたごぼうを入れ、落し蓋をして5分、醤油大さじ2を入れて、さらに3分、でまた醤油大さじ2を入れ、最後は強火にして煮汁を煮詰めて、計12~13分。さんまはふっくら、ごぼうにも芯まで味がしみて、なかなかおいしくできましたとさ。