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2013-05-30

京都木屋町ライブと飲み歩き

昨日は外飲み。


ライブに誘われて行ってきた。

誘ってくれたのは、「スピナーズ」の飲み仲間である九十九一似の男性。
音楽サークルの先輩が急に行けなくなったので、チケットを譲ってくれたのだそうだ。

ぼくはこの頃ギターも始めたし、入場料4500円がタダになるということで、二つ返事でOKした。



会場は木屋町の「RAG」で、出演したバンドは「GATZ天国」。

京都 RAG

ソウルシンガーでありギタリストのGATZこと中沢ノブヨシが、ドラマーの大御所村上ポンタ秀一と組んだセッションバンドで、エリック・クラプトンを初めとする洋楽のカバー曲を演奏する。

かなりの豪華メンバーで、選曲もぼくのストライクゾーンど真ん中。
ボーカルは野太い、ソウルフルな感じで、ギターもかなりうまい。

村上ポンタ秀一のドラムはもちろん、他のメンバーも当り前の話だが大変上手で、「さすがプロ」と感心した。

それからぼくは、「ステージパフォーマンス」にも興味があったのだけれど、しゃべりはけっこう長く、きちんと笑いを取っているし、その場で練習までして、客に手拍子を入れさせるなど、会場を盛り上げるためにかなりの工夫をしている。
これにもやはり感心した。

ただプロだから、どんな曲をやっても、そのまま演奏するわけはもちろんなく、自分たちなりのアレンジをほどこすことになる。
これがちょっと凝りすぎている感じがして、「もう少しストレートにやってくれてもいいのにな」と思わなくもなかった。



2時間のライブを堪能したあとは、九十九一と木屋町で食事と酒。
ぼくはいつも、家で自分で晩飯を作るから、木屋町や祇園までは、なかなか飲みに来られない。

お店を選ぶのは九十九一にお任せしたが、「焼肉」か「餃子」か「居酒屋」か、どれがいいかということで、ぼくは餃子を選択。
京都は餃子がおいしい店も多いので、どんな餃子か興味があった。

ということで、行ったのは、「珉珉」。

珉珉

珉珉は、昭和28年に大阪千日前で創業した餃子店の老舗。
支店を東京を含め各地に出しているそうだけれど、ここはその京都の支店。

「珉珉」という店は、東京・渋谷に「珉珉羊肉館」というのがあり、ぼくはそこにずいぶん通っていたのだけれど、ネットで調べたら、「珉珉」の名前は渋谷が先で、こちらの珉珉は、渋谷の店から使用許諾を得て、名前を使っているようだ。



まずは当然餃子。

珉珉 焼き餃子

これはやはり、大阪が本店だからだろう、京都の餃子とはちょっと違う。
京都の餃子と比べると、もっと皮がもっちりとしていて、さすが粉物本場の大阪の餃子だと思った。

京都の餃子は、「餃子の王将」の餃子がわりと標準的なスタイルになるのではないかと思うのだけれど、そちらももちろんおいしいけれど、このもっちりとした餃子も、これはこれでまたおいしい。

水餃子も頼んでみた。

珉珉 水餃子

スープがまたうまい。

メニューを見ると、炒め物の筆頭は「羊肉とネギ炒め」。
これは渋谷の珉珉と同じだ。


ちょっと酸味の利いたタレがうまい。



腹が膨れたら、先斗町を少し歩く。

先斗町

先斗町にはお茶屋や料亭、レストランばかりかと思っていたら、バーもけっこうある。

そのうちの一つ、九十九一行きつけの「石丸商店」へ。

京都 石丸商店

先斗町と木屋町通のあいだを結ぶ細い路地を入ったところにある隠れ家的な店で、九十九一は4年前から、ここへちょくちょく来ているのだそうだ。

「先斗町」というと、「高いのではないか」というイメージがあるけれど、なんと酒は基本的にすべて500円、チャージはなし。


外国人向けの観光ガイドに載せているとのことで、外国人のお客も多く、そういう人たちと日本語と英語のチャンポンで話したりするのも楽しかった。



そしてシメは、いつも通り、四条大宮「スピナーズ」。

京都 四条大宮 スピナーズ

スピナーズは最近、若いお客さんが増えている。
昨日もカウンターには、ずらりと若い人ばかりが並んでいた。

カウンターが一杯だったので、ぼくと九十九一はテーブル席へ。
昨日は飲み過ぎることはなく、一杯飲んで無事に帰れた。



「色々案内してもらえてよかったね。」

チェブラーシカのチェブ夫

一人じゃなかなか行けないからな。