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2013-02-08

菜の花で春の訪れを予感する。
「イカと菜の花のオイスターソース炒め」


こんにちは。ご訪問いただきありがとうございます。

このブログは、50歳バツイチ独身一人暮らしのおっさん高野が、日々の自作料理を中心として一人暮らしの生活をあれこれ書き綴っているものです。
訳のわからないことも多いかとは思いますが、楽しんでいただけましたら幸いです。



それから昨年出版したムック本「おっさんひとり飯」が、現在Amazonで品切れになっているのですが、これはそのうち入荷になるかと思います。
しばらくお待ちいただければと思います。



さて昨日の晩酌は・・・。



イカと菜の花のオイスターソース炒め。



いつも近所の三条会商店街で買い物をするぼくは、だいたい魚屋やら八百屋やらを覗いて、何があるかを見た上で食べるものを決めています。

魚にしても野菜にしても、実際に何があるかは店に行ってみないとわからないので、あらかじめ家で献立を考えておいても、考えた材料がなく、別のものがおいしそうだったりすることがよくあるからなんですね。

これはスーパーでも同じようなことはあるかと思いますが、個人商店の場合さらに、置いてある材料をどうやって料理したらいいかを根掘り葉掘り聞けるのがいいところだと思います。



それで昨日はまず魚屋へ行ってみると、スルメイカが安くてウマそうだった。

それでそのスルメイカを、家で冷蔵庫に入っているほうれん草と炒め合わせようと思ったわけなんですが、次に八百屋へ行ったら、菜の花が出ていた。

今年初めての葉の花。やはり春の訪れを感じさせるこの材料を、使ってみないわけにはいかない。

それに菜の花は、スルメイカと炒め合わせると、いかにもおいしそうな感じがする。

そこで献立は最終的に、スルメイカと菜の花の炒め物に、ほうれん草は赤だしにすることにしたという話。



イカと菜の花を炒めるとなれば、ニンニクをたっぷり使って中華風か洋風にするのが、まずはおいしそうなところです。

でもニンニクを使ってしまうと、毎度のことながら、他の和食メニューと合わなくなってしまう。

そこでオリーブオイルは使って洋風っぽくはするけれど、ニンニクの代わりにオイスターソースを使い、コクを出すことにする。

オリーブオイルとオイスターソースは、ちょうど「バターじょうゆ」のような味になり、とてもよく合うんです。

さらに赤唐辛子とレモン汁で、「ピリ辛酸っぱい」味に仕上げることにします。



ということで、まずはイカをさばく。



イカの胴に手を入れて中身とくっついている部分を手の届くかぎり外し、中身を抜き出す。

胴は中にタテに入っている軟骨を抜き出して輪切りに、中身は目の下で切り、ゲソは根元にあるクチバシを外した上、ぶつ切りにする。



切ったイカは、酒少々と塩ひとつまみをもみ込み、下味を付けておきます。






フライパンに大さじ3ほどのオリーブオイルとひとつまみの輪切り唐辛子を入れ、強火にかける。



フライパンから煙が立ってきたら、まずはイカを入れ、ひと混ぜしたら、すぐに菜の花を入れて、1分くらい、サッと炒める。



イカが赤くなり、菜の花がしんなりしてきたら、合わせ調味料を入れる。


合わせ調味料は、酒とオイスターソース、レモン汁(ポッカレモン100)を大さじ1、砂糖と片栗粉を小さじ1。

サッとひと混ぜしたら、火を止める。



プリッとしたイカとほろ苦い菜の花は、やはり相性抜群だったっす。


ピリ辛酸っぱい味つけも、いい感じですた。



あとはほうれん草の赤だし。



昆布と削りぶしのだしに酒少々と赤だしみそ(八丁味噌)を溶き入れ、まず細く切った油揚げを1~2分煮る。
つづいてあらかじめ下ゆでし、水にとって水気をしぼり、食べやすい大きさに切ったほうれん草を入れ、ひと煮立ちしたら火を止める。



ほうれん草の独特のクセに、赤だしみそはよく合うと思うっす。









昼過ぎまで爆睡した昨日、ブログを更新したら、また眠くなってさらに夕方まで昼寝。

買い物に出かけ、最低限の仕事を済ませたら、もう飲むことにして、まずは四条大宮のバー「Kaju」で一杯。

風呂に入って食事の支度をしていたら、飲み仲間の九十九一似の男性から電話があった。

九十九一は「おっさんひとり飯」を10冊も買ってくれ、取引先の人に配ってくれるという。

「そのお金を渡したいから、今夜スピナーズへ来ませんか」

とのこと。



それで晩酌を済ませたら、スピナーズへ。

お金を精算し、九十九一、それに桐島かれん似の女性と少し話す。

でも昨日は、ぼくも疲れでかなり酔いがまわっていたし、スピナーズへは今日も行くことになっているから、生ビールを一杯だけ飲み、早めに帰宅。

家に帰って、寝酒の焼酎お湯割りを一杯。



飲みながらツイッターを眺めていると、

「『もうあんな会社辞めたい』と思うけど、そうも行かないから仕事を続け、お金を貯めてやる」

との女性の投稿。

ぼくは、

「それなら辞めればいいのに」

と思う。

人生をお金のために生きるのは、つまらないとぼくは思う。

人生は、自分が「やりたいこと」をするためにある・・・。



会社にしがみつき、お金を貯めたはいいけれど、それでは会社を辞めたとき、何が残るのか。

お金があれば、家や車は買えるけど、家や車はただの入れ物で、その中で自分が何をするかの面倒までは見てくれない。

以前世のお父さんが、定年退職して会社を辞めたら、その後何をしていいか全くわからなくなるというのが話題になったことがあった。

それと同じことが、今や働く女性にも起こっているのではないかという気もする・・・。



「でもお金も大事だよ。」


それはもちろんそうだけどな。