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2008-09-18

広島観音新町 盛岡冷麺 いわて


西区観音新町という、中心街からはだいぶ離れたところにある。
ホームページのよると、先代の社長が、「岩手の冷麺を広島の人にも食べてもらいたい」とこの店を始めたのだとか。
もっと中心地でやればいいのにな。

盛岡冷麺はもともと、今の北朝鮮から、朝鮮戦争で逃げてきたのだろう、盛岡に渡ってきた人がはじめた焼肉屋で出されたものだそうだ。
それが色んな店に広まり、今では盛岡といえば冷麺、と言われるくらい、有名になった。
あ、もちろんわんこ蕎麦もあるけどね、盛岡。
盛岡ではジャージャー麺も有名だそうで、盛岡の人は麺類が好きなのかもしれない。

韓国の冷麺は、麺はそば粉を主原料とし、つなぎとしてでんぷんや小麦粉を入れるそうだが、盛岡冷麺ではそば粉は入れず、でんぷんと小麦粉が主原料だそうだ。
またスープも、韓国では鳥や牛の出しに水キムチの汁を混ぜるそうだが、盛岡では水キムチの汁は使わないとのこと()。
その代わり酸っぱさを出すために、キムチを入れるのかもしれない。
また韓国に比べて、麺が太いのも、盛岡の特徴だそうだ。



さてここいわての冷麺、おすすめ筆頭は「いわて冷麺(キムチ入り)」950円。
麺を1.5玉にしても、値段は変わらないので、僕は当然それにした。
韓国の冷麺とはだいぶ趣がちがって、なるほど、ふむふむ、こんな感じなのかー、と思いながら食べた。

ただ一つ、どうなのかと思うことがあって、この冷麺、冷たい汁に唐辛子が入っていて、しかも中華麺などとちがって麺にあまりインパクトがないので、味のバランスとしてちょっとツライというか、からだが冷える感じがするというか、そういうものがある。
ほっとできる逃げ場みたいなものがないんだよね、辛さに追いつめられる感じで。
夏なんかはその方がいいという人もいると思うので、まあそういう向きにはおすすめだが、盛岡では冷麺は、基本的には焼肉屋のメニューの一つとして供されるとのこと。
焼肉をたべた火照ったからだで食べるのには、僕もたしかに打ってつけだと思う。
またソウルの冷麺専門店では、ユクスという温かい牛肉のスープをいっしょに出す。
それもからだを温める工夫なのだと思う。
ここでも何か、そういう配慮があったらいいのにな、とちょっと思った。

いわて (冷麺 / 高須、江波)
★★★☆☆ 3.0

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