新鮮なサンマでサンマ寿司を作ろうと思って魚屋へ行ったら、魚屋はお休み・・・。
祝日なのに気が付かなかった・・・。
でももう気分はサンマだったから、スーパーで84円のサンマを買って、甘露煮に。
2時間かけてコトコト炊くと、サンマは骨までやわらかくなる。
煮るだけだから、手はかからないけど、うまいんだよねー、これが。
早速やってみよう!
サンマは頭を落としてワタをかき出し、筒切りにする。
鍋に昆布をひいたらサンマをならべ、日本酒カップ1にみりんとしょうゆ各カップ4分の1、砂糖大さじ2、多めの細切りしたショウガと水をサンマが十分かぶるくらいに入れて、火にかける。
調味料の量はサンマの量が多少変わってもそのままでいいんだな。
僕は魚屋の女将さんからもらった粒山椒があったから、それを入れた。
落としブタをしてとろ火でコトコト2時間煮込む。
もし煮汁が途中で足りなくなるようなら、水を足してもいいんだよね。
煮汁が多めでも最後に煮詰めればいいから問題なし。
2時間たったら落としブタを外して、火を少し強めて煮詰める。
スプーンで煮汁をすくってサンマにかけるようにすると、サンマが照りよくきれいに仕上がる。
煮汁は焦がさないよう気をつけながら、ほぼなくなるまで煮詰めてしまう。
サンマ甘露煮の出来あがり!
あとは向田邦子レシピのピーマンと油揚げの和え物も作る。
ピーマンはタテに割ってヘタと種を取り、サッと湯通しする。
これはゆでる必要はなく、ほんとに10秒ほど、熱湯につければいいんだな。
冷ましてマッチ棒ほどのせん切りにして、ペーパータオルで水気をよくふき取る・・・。
油揚げは焼き網でサッと焼く。
ペーパータオルでおさえて油抜きをし、やはりマッチ棒ほどにせん切りする。
混ぜ合わせて、ショウガじょうゆにみりんをちょいとたらしたものをかける・・・。
しじみの吸物。
しじみは塩水に1時間ほどつけて砂出しして、手でこすり合わせるようにしてよく洗う。
鍋にしじみと水を入れ、アクを取りながら煮て、しじみの口が全部ひらいたら日本酒とうすくちしょうゆ少々、それに塩で味付けする・・・。
器によそってトロロ昆布を浮かべる・・・。
ナスの塩もみ・・・。
3ミリほどの厚さで半月に切ったナスに塩ひとつまみをふって揉み、5分ほどおいたらよくしぼる。
ショウがじょうゆで食べる・・・。
いただきます!
酒は日本酒を冷やしたの。
サンマの甘露煮・・・。
んまーい!
チェブ夫、うまいだろう。
「塩焼きのサンマは冷めるとまずくなるけど、これは冷めてもおいしいから酒の肴にうってつけだね」
相変わらず生意気だな。
昨日は和久井映見が家に来た。
和久井映見はテレビが好きで、僕が料理を作っている時お笑い番組を見ながらゲラゲラ笑う。
それでなぜ笑っているのか説明してくれるのだけど、それを聞いてもちっともおもしろくない。
チェブ夫にも、勝手に「チェブ哉」という名前を付けている。
「チェブ夫」はちょっと古いそうだ。
でもチェブ哉は僕にはちょっと抵抗があるから、まだチェブ夫と呼んでいる。
食べるのがほんとに遅くて、飲みに行くと4~5時間長居するのが当たり前だそうだ。
その間ずっと飲みつづけるというから酒もかなり強い。
でも僕も、食事の時間は長いから、それはとくべつ問題ない。
伊藤園の「濃いお茶」を持ってきてくれるのだけど、僕は家ではお茶は飲まない。
僕が何を飲みたいかにかかわらず、自分が持ってきたいものを持ってくるところが、なんとなく僕に似ている。