安いし酒によく合うしでスルメイカが大好きなおっさん。
スルメイカも色んな食べ方があるけれど、新鮮なやつならさっと湯通しするのもうまい。
これを青ねぎといっしょにカラシ酢味噌で和えるのは定番中の定番。
ゲソはもちろん塩辛にする。
早速やってみよう!
スルメイカを塩辛にできるかどうかは、必ずお店の人に確認する。
ついでにさばき方や塩辛の作り方を聞くのもいいし、何なら目の前でさばいてもらうのもいい。
スーパーなら鮮魚コーナーのおいちゃんとか、ものすごくていねいに教えてくれるよ。
スルメイカは胴から中身をはずし、さらに中身は目の下で切ってワタとゲソに分ける。
胴は中にタテに入っている軟骨をぬき取る。
ゲソは足の根元にあるクチバシをとり除く。
ワタ袋は側面にタテに通っている青いスミの管を取りはずし、包丁でタテに切れ目を入れて中のワタをしごき出す。
塩少々をくわえスプーンでワタをつぶしながらよくまぜて、吸盤をしごき取り水洗いして水をよくふき取り、ぶつ切りにしたゲソをまぜ込む。
2~3時間冷蔵庫で漬け込んだら日本酒とみりん、ポッカレモン100それぞれ少々をたらし込んだら塩辛の出来あがり!
即席の作り方だけどその日に食べるなら十分うまい。
イカの胴は輪切りにする。
青ねぎ2~3本をざく切りにする。
鍋に湯を沸かして塩ひとつまみを入れ、まず青ねぎの白いとこ、それから青ねぎの青いとこ、さらにイカを続けざまに入れる。
10秒ほどでイカがピンク色になってくるから、そしたら再沸騰を待たずにザルに上げて水を切り、さらにペーパータオルにはさんで水気をふき取る。
器に盛って、カラシ酢味噌をかける。
カラシ酢味噌は適当と思われる量の白みそに、みりんと酢、カラシ、それにあればだしを味見をしながら少しずつくわえ、味と粘度がちょうどいい加減になるよう調整する。
あとは八百屋の店先にならんでいた極太キュウリ。
これを八百屋のおじいさんに習ったやり方で吸物にする。
キュウリは皮をトラ刈りの縞にむき、タテ半分に割ってスプーンで種を取り除き、1~2センチ幅に切り、水で15分ほど下ゆでする。
たっぷりのだしに日本酒とうすくちしょうゆをそれぞれ少々、みりんをほんのひとたらし、それに塩で味付けし、下ゆでしたキュウリを15分ほど、透き通った感じになってくるまで煮る。
最後に大さじ1くらいの片栗粉を大さじ2くらいの水で溶いたものを、鍋を揺すりながら少しずつくわえてトロミをつける。
器によそっておろしたショウガを落とす。
さあ食べよう、いただきます!
イカ酢味噌・・・。
んまい!
歯応えのあるイカに青ねぎ、カラシ酢味噌は黄金の取り合わせ。
キュウリの吸物もほっとする味でしみじみうまい。
昨日のサンマ甘露煮。
一晩おくと味がしみ、ますますうまい。
チェブ夫、どうだい。
「日本酒が進むね」
だからおまえはナニ人だよ。
昨日八百屋へ行ったらNHKが取材に来ていた。
三条会商店街の東の端のほうにある八百屋「玉弁」は創業300年だから、ちょくちょくテレビに取材される。
でも聞いたら、隣のはんこ屋は創業400年。
秀吉の時代からやっているそうだ。
先代のおじいさんはもう80を過ぎていて、耳は少し遠いけど体はピンピン。
行くと色々話を聞かせてくれる。
京野菜の説明などは、秀吉の時代までさかのぼる。
戦争中の話もしてくれる。
おじいさんが話を始めると、お嫁さんは笑いながらそれを眺める。
「聞いてもらえるのが嬉しいんです、いつも同じ話をするんですよ・・・」
息子さんである当代のご主人は、僕と同年代。
僕のブログを見てくれていて、祇園祭の神輿弁当を分けてくれたり、日本酒をくれたり、何かとよくしてくれている。
昨日も取材が終わると僕に向かって「待て」と手で合図をし、店の奥へ走り去っていく。
冷蔵庫から取り出してきたのは、凍らせた剣先イカ。
釣りが趣味のご主人、釣り上げてすぐめんつゆにつけ、わざわざ僕のために持ち帰ってくれたのだそうだ。
昨日はこちらもイカだったから、これは今日食べる予定。