小松菜と豚肉の炒め物。安くてアクも少ない小松菜が、いまは八百屋に山と積まれるようになっている。これをピリ辛のオイスターソース味で炒めることにした。
まずはゴマ油で豚肉を炒める。
輪切りの鷹の爪と小松菜、しめじをさらに炒める。
小松菜がしんなりしたら、合わせ調味料を入れる。
合わせ調味料は、日本酒大さじ1に砂糖小さじ1、しょうゆ大さじ1/2、オイスターソース大さじ1、水大さじ1。小松菜は固いから、火加減をすこし弱め、上下を返しながら1~2分煮る。
小松菜がやわらかくなったら火加減を強火にもどして汁気を飛ばし、味を見て塩を入れる。
最後に酢小さじ1をいれてひとまぜする。
小松菜は、炒めてよし煮てよしでほんとに万能。
豚肉との相性も最高。
あとはゆでナス。
酒は焼酎水割り。
僕は結婚に失敗し、それから女性と付き合ってもあまり長続きしたためしがなく、自分は特定の女性と付き合うのに向いていないのだと思っていた。
べつに料理もできるから、一人で暮らすのにとくべつ困ることもなく、あちらこちらでつまみ食いすればそれでいい・・・。
ところが今回、図らずも好きな女性ができてしまい、その女性とはこれから先もずっと続けたいと思うようになる。
するとやはり、自分がなぜこれまで女性と長続きしなかったのかをいろいろと考えることになる。
答えが見つかったわけではないのだけれど、それはもしかしたら「恋のつらさ」に関係しているのではないかという気が今はしている。
恋をすると、会えないというだけでつらい。
これまでは、そのつらさから逃げようとするばかりで、正面から向き合ったことがなかった気がする。
このつらさを胸のうちに抱えていくことが、何かの境地にいたる道なのではないか・・・。
「恋をするのもラクじゃないね。」
まったくだよ。